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インタビュー

Perfume

夢の中で描いていた場所へ、ありふれたスピードを超えて──キュートな香りを放つ話題の3人が登場! この笑顔に胸が躍ったら、その衝動はたぶん恋だね!

自分たちでもわからない


撮影/アミタマリ

 SPEEDに憧れて広島アクターズスクールに入校した3人によって結成されたPerfumeは、いまや木村カエラや凛として時雨といったアーティストも、コアな音楽リスナーも、オシャレ系も、アキバ系も、みんなまとめて魅了する〈正統派アイドル〉へと成長した。飛ぶ鳥を落とす勢いで世間を席巻する彼女たちだが、果たしていまの胸中は……?

「去年の前半は別に忙しくなかったんですよ。“チョコレイト・ディスコ”(限定リリースされた『Fan Service[sweet]』収録)の後ですね、状況が変わったのは。CDがオシャレなお店に置いてもらえるようになったり(笑)、木村カエラさんがPerfumeファンを公言してくれたり。それがきっかけでCMが決まって、〈サマソニ〉に出演して。以前ではありえないことの連続でした」(西脇綾香:あ~ちゃん)。

 そんな状況の変化を「3人で会うことが増えた」「メイクさんと会う回数が増えた」「衣装が毎回変わる」といった事柄で感じているあたりが、何とも微笑ましい。でも、ホントのところは周囲の盛り上がりをどう思っているの?

「よく周りの人に〈Perfumeキテるよ〉と言われるんですけど、〈そうなんですか?〉って。実感がないし、自分たちでもわからないんですよね。いままでどおりのことを続けてきただけなので」(樫野有香:かしゆか)。

「私たちもスタッフも変わってなくて、周りの反応が変わっただけだと思います」(大本彩乃:のっち)。

 さて、Perfume人気の立役者と言えば、2003年リリースのシングル“スウィートドーナッツ”から彼女らの音楽を手掛けているcapsuleの中田ヤスタカである。

「歌詞のことや音楽のことを訊いても、あまり答えてくれないんですよ。ウチらはすごい見下されてると思います(笑)」(あ~ちゃん)。

「中田さんはすごく先を行ってるけど、Perfumeはそこに追い付こうとは思ってなくて。いまの距離がちょうど良いんです」(かしゆか)。

「中田さんってお寿司とか焼肉を食べるんだ、ぐらいの距離ですね(笑)」(あ~ちゃん)。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年02月07日 21:00

更新: 2008年02月07日 21:28

ソース: 『bounce』 295号(2008/1/25)

文/片貝 久美子

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