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インタビュー

Perfume(3)

「本気でやってるからおもしろい」──中田ヤスタカが3人を語る


 最初に楽曲制作を頼まれた時は、何かおもしろいことができるかな、と単純に思いました。すごいアイドルっぽいことをやってる時期だったし。僕が彼女たちに作っている曲は、クラブ音楽からポップスとして成立しそうな部品を落としてるんですけど、ただポップスとして聴いている人はそれを新鮮に感じるんでしょうし、Perfumeがクラブを意識して活動しているわけじゃないから、クラブでかけると逆に盛り上がるんですよ。そういうどちらにも被らないところがウケて、いまの盛り上がりに繋がったんじゃないですかね。本人たちや周りのスタッフは、エレクトロ・シーンのことを100%はわかっていないと思うし、そのわかってない部分、勘違いや思い込みがあるところで生まれる調子外れな感じも、本気でやっているからおもしろいんですよね。いま自分の役目的には第一段階を終えたと思うんです。最近は歌い方の指示も出していないから3人の感じがバラバラになってきてて、またそこから良いアイデアが生まれてるんですよ。なので次は本人たち次第。〈中田さん、こういうのやりましょうよ〉って言ってきてくれるのを待ってます。(談)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年02月07日 21:00

更新: 2008年02月07日 21:28

ソース: 『bounce』 295号(2008/1/25)

文/片貝 久美子

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