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インタビュー

ロマン輝くエステルの履歴書……UK版ローリン・ヒルどころじゃない多彩さを再確認!! その1

STEREO MC'S 『Deep Down & Dirty』 Island(2001)
前年あたりからブレイクス作品などに顔を出しはじめていたエステルだが、初のメジャー仕事は本作収録の“We Belong In This World Together”への参加か。UKらしさを追求してきた御大との共演は意義深かったはず。
(出嶌)


JD a.k.a. DREADY 『Aaarrgghhh!!!』 So Solid Beats/Independiente(2003)
ソー・ソリッド・クルーの一員だったジャマイカ系ラッパー兼プロデューサーのソロ作で、“Chillin'”にはエステルのラップをフィーチャー。翌年のソロ作にメガマンが参加したのもこれがきっかけか。
(出嶌)


ESTELLE 『The 18th Day...』 V2(2004)
自主制作曲に加え、コリン・エマニュエルやジェイムズ・ポイザーら英米のクリエイター陣に制作を仰いだファースト・アルバム。刺激的なラップ曲から甘茶ソウルまで、新作でも聴けたマルチなスタイルはすでにここで完成されていた。
(林)


『Buzzin' Fly Volume 2』 Buzzin' Fly(2005)
エヴリシング・バット・ザ・ガールのベン・ワットが主宰するハウス・レーベルのコンピで、ベン名義のトラック“Pop A Cap In Yo' Ass”にエステルが登場。歌とラップの両刀使いならではの、スムースなMCイングに個性が光る。
(出嶌)


KARDINAL OFFISHALL 『Fire And Glory』 EMI Canada(2005)
カナダのヴェテラン・ラッパーが放った力作で、エステルは“Kaysarasara”にてマイクを握る。これを縁に何度かマイクを交わしている両者だが、夏に登場する彼のUS進出作でもコラボが実現するかな。
(出嶌)

FAITHLESS 『Forever Faithless - The Greatest Hits』 Cheeky/Sony BMG UK(2005)
ヨーロッパ最強のダンス・アクトが放ったベスト盤で、今作用の新曲“Why Go?”にエステルが抜擢。ダークで幻想的なビートに乗った翳りのある歌声は、彼女の一般的な認知を大いに広げた。
(出嶌)

NATASHA BEDINGFIELD 『Unwritten』 RCA(2005)
エステルに先んじてUS進出を果たした実力派ポップ・シンガーは、このデビュー作からヒットした“Drop Me In The Middle”にエステルのソウルフルなラップをフィーチャー。仕様によって参加MCが異なるので要注意!
(出嶌)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年07月03日 20:00

ソース: 『bounce』 300号(2008/6/25)

文/出嶌 孝次、林 剛