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インタビュー

ヒトからサルへ──デーモン・アルバーンの進化(!?)をおさらい! その2

BLUR 『Think Tank』 Food/EMI(2003)
ノーマン・クックもプロデュース参加したブラーの最新作。モロッコの民族音楽などを取り込んだ本作は、サル計画の重要起点となっている模様。中国まであとちょっと!
(柴田)

FATBOY SLIM 『Palooka-ville』 Skint(2004)
好奇心旺盛なデーモンが、ダンス界にも本格的に殴り込み。身体と脳髄を刺激するドラッギーな感覚で人間どもを巻き込み、サイケな仲間たちとの絆をよりいっそう深めた。
(柴田)

GORILLAZ 『Demon Days』 Parlo-phone(2006)
ミュータント鼠ことデンジャー・マウスをプロデューサーに起用し、〈ジャンル〉というアホ臭い枠を作った人間どもに真っ向勝負を挑んだ一枚。ヒップでホップな変幻自在のビートを操り、文明の利器を獲得したゴリラに向かうところ敵ナシ!
(柴田)

THE GOOD, THE BAD & THE QUEEN 『The Good The Bad & The Queen』 Parlophone(2006)
ゴリラとして大暴れした後は人間界を冷静に見渡し、トニー・アレンらとディープでクールなプロジェクトを始動。ブリティッシュ・ビートからエレクトロニカまでさまざまなエッセンスを吸収し、革新的な作品を完成。人間臭さが逆に野生返りを感じさせる?
(柴田)

GORILLAZ 『D-Sides』 Parlo-phone(2007)
ゴリラ人気を決定付けた『Demon Days』から間髪入れずに、シングルのB面曲、デモ音源、リミックスなどを集約。何でもアリの暴走ぶりに、人間どもはたじたじだ。
(柴田)

KANO 『London Town』 679(2007)
グライム界最強のサル顔MCと“Feel Free”で邂逅。普段はマッチョなビートを男臭く乗りこなすケイノだが、あまのじゃくなデーモンはセンティメンタルなフックを提供し、主役のロマンティックな側面を引き出している!
(山西)

THE BLACK GHOSTS 『The Black Ghosts』 Southern Fried(2007)
貪欲デーモンは流行にも敏感なようで……。最新のエレクトロを喰らうべく、本作にゲスト参加。時流を捉える瞬発力の早さに、人間離れした身体能力がチラリ!?
(柴田)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年09月04日 22:00

ソース: 『bounce』 302号(2008/8/25)

文/柴田 かずえ、山西 絵美