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インタビュー

ANARCHY

夢とドラマ──日々のドラマを生き、生きるがゆえに痛みを覚えて、痛みはヒップホップに変わる。ヒップホップは、ドラマは、夢はいまどこにある?


  近年の日本語ラップ・シーンを取り巻く状況を語るにあたって欠かせない要素として、現在シーンの中核を担っているMACCHO(OZROSAURUS)や般若、漢(MSC)などいわゆる〈昭和53年(生まれ)組〉よりもひと世代若い、昭和56年前後に生まれた世代のアーティストの台頭が挙げられる。また、これは近年に始まったことではないが、東京以外の各地方ごとに根付いたシーンが優れたアーティストの登場という確かな成果を生み出しているというのも重要な点だろう。そんなシーンの変革を象徴するカリスマのひとりとして、現在もっとも注目されているのがAnarchyであることに異論を挟む者は、日本語ラップ・リスナーならほとんどいないはずだ。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年10月02日 21:00

ソース: 『bounce』 303号(2008/9/25)

文/伊藤 雄介