インタビュー

ジム・クラス・ヒーローズのキルトを織り成すさまざまな作品たち その2

KIDZ IN THE HALL 『The In Crowd』 Duck Down(2008)
期待のコンシャス・デュオがエステルやクール・キッズなどイマっぽい顔ぶれを集めて放った充実作。トラヴィスは“Lucifer's Joyride”に参加し、スライ使いっぽいディ~プなベースラインに乗せて滑らかな歌声を披露する。コイツはカッコイイ!
(出嶌)

KATY PERRY 『One Of The Boys』 Capitol(2008)
レズっ気たっぷりの歌詞が話題のヒット曲“I Kissed A Girl”などで世を賑わせつつ、実はトラヴィスと付き合っているというケイティ・ペリー。交際が発覚するより以前に“Cupid's Chokehold”のプロモ・クリップにカメオ出演していたという小ネタも。
(粟野)

THE-DREAM 『Love/Hate』 Radio Killa/Def Jam(2007)
トラヴィスがこのアルバムを大のお気に入り……ということで、ヒット・シングル“Cookie Jar”など2曲を手掛けたのが売れっ子のドリーム(&トリッキー・ステュワート)。エロくてファニーなリリックのセンスなどは一部のGCH曲にも通じるところだろう。
(出嶌)

DJ KHALED 『We Global』 We The Best/Terror Squad/Koch/ビクター(2008)
マイアミの顔役による豪華なコラボ作で、GCHの新作に大幅関与したクール&ドレーはここでも辣腕ぶりをアピール。なお、今作から大ヒットした“Out Here Grindin'”のプロモ・クリップには、トラヴィスもカメオ出演を果たしている。
(出嶌)

BLAKE LEWIS 『Audio Day Dream』 19/Arista(2007)
何でコイツが載ってんの?と思うなかれ。GCHやケイティ・ペリーの成功を後押ししたプロデュース・チーム、S*A*M&スラッゴがここでも大いに腕を振るっているのだ。モダンなロック感をアーバン・ポップに人懐っこく結び付ける主役のセンスもGCHに近いか。
(出嶌)

FALL OUT BOY 『Folie A Deux』 Fueled By Ramen/Island/ユニバーサル(2008)
この人なくしてGCHのブレイクはなかったと言っても過言ではない、ご存知パトリック・スタンプ率いるバンドの最新作。トラヴィスもゲストとして参加し、またも全米を席巻すること必至の今作は12月リリース予定だ。詳細は次号以降で!
(粟野)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年10月30日 01:00

更新: 2008年10月30日 17:19

ソース: 『bounce』 304号(2008/10/25)

文/粟野 竜二、出嶌 孝次