プロデューサー～クリエイターとしての仕事ぶりを拝見!　（その2）

CAPLETON
『Free Up』　Penitentiary（2006）
TOKやブジュ・バントン、シズラ、ダヴィルも顧客リストに名を連ねる、ZAREK発のオケ。その第1号リディムであり、三味線の音を活かしたエキゾティックな〈Sakura〉をケイプルトンはエラく気に入ったようで、“Burn Dem”と本作収録の“Fire”で使用。それぞれポテン・ヒットを記録している。＊二木

VARIOUS ARTISTS
『ROCK CITY3』　カエルスタジオ／ビクター（2006）
邦洋コンバイン・スタイルのコンピ／ミックスCDの先駆けで、〈Diwali〉を紹介するなどジャマイカの当時最先端トラックをライセンスし、世間を驚かせてきたJUNIORプロデュース作第3弾。KENTY&MINMIの表題曲を筆頭にビッグ・チューン多数!　＊二木

MOOMIN
『SOWAKA』　ユニバーサル（2007）
かねてからRED SPIDERのファンであることを公言していた〈King Of Sweet Voice〉とは“One Big Road”で合体。ディーン・フレイザー顔負けの包容力抜群なヒューマン・トラックに乗せて、別れの悲しさを乗り越えようという気持ちを歌った素晴らしいバラードに。＊二木

NG HEAD
『HEAD ROCK』　CASINO891／コロムビア（2007）
西の筆頭NG HEADの2作目では3曲を制作。特に、主役が「聴いた瞬間にメロとリリックが降りてきた」と語るナイス・ミディアム“ウタイナガラ”は、ライヴでも合唱モノの名曲だ。＊二木

MICKY RICH
『GOOD MORNIG』　RHYTHM OF DA SEASONS／KSR（2007）
ENT DEALが誇る新型シングジェイのファースト・ソロ・アルバム。その冒頭を飾ったのは、ZAREK製のオケに乗って勢いのままに捲し立てる“WINE YEAH 2007”だ。機敏なフロウの魅力が全開!　＊二木

KEN-U
『NEXT CRUISING』　NeOSITE（2007）
メジャー第1弾として発表された2作目で大ラスを飾った“遠い国から”のオケもJUNIOR印。〈もぉ～ナ～ミダを拭い～て～〉という揺らぎのある歌い回しが耳に残る極上のミディアムに仕上がっていて、泣ける!　＊二木