小猿がボス猿になるまでの歩みを紹介! (その1)
ARCTIC MONKEYS
『Whatever People Say I Am, That's What I'm Not』 Domino(2006)
ロック史を動かした初作。ビートを強調しながら、ロックンロールやブルース、スカなどを独自の折衷感覚で吐き出していく。音の抜き差しひとつ取っても同世代のバンドとは比べものにならないセンスの良さで、すでに大物の片鱗が! *白神
ARCTIC MONKEYS
「Scummy Man」 Domino(2006)
デビュー作を全英1位に送り込んだ勢いに乗って、間髪入れずに発表した初のDVD。UKの新進気鋭クリエイター数名がシングル“When The Sun Goes Down”にインスパイアされて製作したというショート・フィルムと、同曲のPVを収録。*白神
VARIOUS ARTISTS
『Radio 1's Live Lounge』 Sony BMG UK(2006)
〈BBC Radio 1〉の名物コーナーをまとめたコンピでは、ガールズ・アラウド曲をアコースティック・カヴァー。途中笑いをこらえる場面もあったりで、こんなリラックスした猿たちはここでしか味わえません。*白神
ARCTIC MONKEYS
『Favourite Worst Nightmare』 Domino(2007)
時代の寵児として祭り上げられるなか登場した2作目だが、浮かれムードが一切ないのが凄い! 前作での瞬発力を残しつつ、よりハードでヘヴィーで、時折ポスト・ロックっぽいアプローチも見せた今作は、『Humbug』の布石としても受け取れる。*白神
DIZZEE RASCAL
『Maths+English』 XL(2007)
もともとは猿主導で録られたコラボ曲のヴァージョン違いとなる“Temptation”を収録。モッコモコにダブワイズされたアレックスのヴォーカルと、ジェイミーによる気持ち悪いギター・リフが不穏に繰り返され、原曲とは一味違うドープな出来になっています。*山西
REVEREND AND THE MAKERS
『The State Of Things』 Wall Of Sound(2008)
〈5人目の猿〉と言われるほど親交の深い同郷シェフィールドの重要人物、ジョン・マックルーア擁するロック・バンドのデビュー作にアレックスが参加。ちなみに猿の初作のジャケはジョンの弟君だよ! *白神