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インタビュー

SD JUNKSTAの世界を構築する面々の、ソロ作からミックステープ、客演作品までをごくごく一部だけ紹介するよ! (その1)

NORIKIYO
『EXIT』
 諭吉/KSR(2007)
〈CONCRETE GREEN〉シリーズへの参加を経て発表のファースト・ソロ。モノクロームなサンプリング・トラック群に乗って、見えない出口を探して現実でもがく様をリリカルに活写し、この年のベスト・アルバムのひとつにも数えられるほどの支持を受けた。その世界はカラフルに音の視界を広げた次作でさらに勢いを増していく。*一ノ木

TKC
『百姓一揆』
 諭吉/KSR(2007)
ZIPSIESらのビートでユニークなキャラを開けっぴろげに表現したソロ・デビュ-作。某クソゲーをモチーフにしたジャケからして一筋縄では行かない感じだが……スチャダラダラした日常がとりとめなく綴られていく良い湯加減に、GEEKやサイプレス上野らも巻き込まれていったような感じか。シリアスな語り口も見せた後半ではクルー仲間の援護も光る。*轟

VARIOUS ARTISTS
『Homebrewers 2』
 Pヴァイン(2003)
いまは亡き「blast」誌の監修によるニューカマー発掘コンピの第2弾。STERUSSやRUMI、サ上とロ吉など数年後のエース級アクト賑やかにひしめくなか、SCARSは“コノハナシ”で登場。極めてラフ……だがそれが良い! *轟

028

『Time is Fire』 Rude Camp(2005)
晋平太とのRUDEE KIZZ作品などを経て発表された028ことOJIBAHの初ソロ作。フックを中心に見せる、引きずるようなフロウの歌心は、SD JUNKSTA加入後にはあまり聴けないもの。ラガ寄りのテイストはある意味いま以上に強烈だ。*一ノ木


SD JUNKSTA
『LOST SHIT』
 諭吉(2007)
限定流通だった過去音源に真新しい音源を交えて送る、プレ『ACROSS THA GAMI RIVER』な〈ベスト・オブ・ミックス〉盤。“SUPER AFUGAN”や、別掲コンピ収録の“コノハナシ”など聴き逃せない初期音源も収録されている。*一ノ木

DJ ISSO
『YUKICHI DE PYRAMID VOL.1』
 諭吉(2008)
ソロ曲やリミックス、メンバー同士の楽曲を中心にGEEKや田我流(STILLICHIMIYA)、あるまら周辺メンツの曲も含む一枚。原曲のイメージを変えるこれぞリミックスなトラックも随所で光り、何気に聴きどころ多し。*一ノ木

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2009年08月19日 18:00

ソース: 『bounce』 313号(2009/8/25)

文/一ノ木 裕之、轟 ひろみ

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