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インタビュー

レディシのレキシ (その2)

LEDISI
『Lost & Found』
 Verve(2007)
レックス・ライドアウトらと共同制作したメジャー第1弾アルバム。インディー時代のスピリットを残しつつ、メロウな音をバックに迫力漲る歌声を披露した傑作で、“In The Morning”はいまやクラシックだ。ラサーン・パターソンの参加も話題に。*林

SERGIO MENDES
『Encanto』
 Concord(2008)
ブラジル音楽の巨匠による豪華コラボ作では、ジョビン作の“Water Of March”に抜擢。膨大なカヴァーが存在するボサノヴァ名曲をかつてなく快活に歌い、童謡にも似たタッチの逸曲に仕上げている。同時収録のザップ・ママ版と聴き比べてみて。*出嶌

BRIAN CULBERTSON
『Bringing Back The Funk』
 GRP(2008) 
スムース・ジャズ界の鍵盤奏者がファンクの大御所らとコラボした一作。レディシはビル・ウィザーズの“The World Keeps Going Around”をジャズとファンクの妙味をもって歌い上げている。*林

GERALD ALBRIGHT
『Sax For Stax』
 Concord(2008) 
人気のスムース・サックス奏者によるスタックス名曲のカヴァー集。レディシはステイプル・シンガーズ“Respect Yourself”を歌い、パワフルなヴォーカルで強い印象を残す。*出嶌

LEDISI
『It's Christmas』
 Verve(2008) 
EPの予定が興に乗って拡大された結果だというクリスマス・アルバム。ド定番もレックスやジョージ・デュークらとの共作によるオリジナル曲もソウルフルでしなやか。この手の企画盤で見ても屈指の仕上がりでは? *出嶌

VARIOUS ARTISTS
『Silky Soul Music: All-Star Tribute To Maze Featuring Frankie Beverly』
 Brantera(2009)
ジャズとファンクを基盤にシルキーなソウルを生み出したメイズ。そのトリビュート盤にレディシが招かれたのは必然だったはずで、彼らが誇る名曲“Happy Feelin's”を情感込めて歌い上げている。*林

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2009年10月21日 18:00

ソース: 『bounce』 315号(2009/10/25)

文/出嶌 孝次、林 剛