インタビュー

マウント・キンビー周辺地図



JAMES BLAKE 『Overgrown』 Atlas/Polydor(2013)

マウント・キンビーとは互いにライヴ・メンバーとして支え合っていたJB。ソングライターとしての脱皮を図った本作での挑戦は、アングルは違えどキンビーの進化に重なるところ。このページ的にはイーノと盟友エアヘッドを交えた“Digital Lion”にも注目。

 

ACTRESS 『R.I.P』 Honest Jon's(2012)

ダブステップが過渡期を迎えたあの時代には、マウント・キンビーやグイードらと共に各々の分岐の先端を担ったアクトレス。キンビーのふたりもお気に入りの本作は、アンビエント〜ダブ系のハウシーなダンス空間を整備してまた別の地平へ。

 

『Hemlock Recordings Chapter One』 Hemlock(2012)

ダブステップのモード変化と、この後に枝分かれして飛躍する面々の源流を、主宰アントールドの案内で辿るミックスCD。ラマダンマン、JB、パンゲアらと並んで、LV+アントールド“Beacon”のマウント・キンビー・リミックスももちろん収録!

 

THE XX 『Coexist』 Young Turks(2012)

かつてはマウント・キンビーに“Basic Space”のリミックスを依頼していたXX。その後の変化によって両者の位置関係は当時よりも近くなった気が……と思ったら、XXがキュレートする6月のフェス〈Night + Day 2013〉にはキンビーもブッキングされています。

 

SIGHA 『Living With Ghosts』 Hotflush(2012)

ジミー・エドガーと並ぶ現行ホットフラッシュの看板、ジェイムズ・ショウのプロジェクトによる初作。ベース音楽というかもうインテリジェント・テクノと呼びたいレーベルカラーを体現するかのように、キンビーが去った後のトーンを調光している。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2013年06月20日 20:00

更新: 2013年06月20日 20:00

ソース: bounce 355号(2013年5月25日発行)

ディスクガイド/轟ひろみ

記事ナビ