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レイフ・オヴェ・アンスネスの新録音は“悲しきワルツ”のピアノ版を含むシベリウスのピアノ作品集!


                              [Sony Classical 公式チャンネルより]

まさに24の宝石箱。アンスネスが北欧の大作曲家シベリウスに捧げるオマージュ。

1970年生まれのノルウェーのピアニスト、レイフ・オヴェ・アンスネスのソニー・クラシカル第4弾。2012年から2014年にかけて3年がかりで取り組み、レコーディングとワールドツアーとを連携させて世界的な成功を収めた「ベートーヴェンへの旅」(ピアノ協奏曲全曲の演奏とレコーディング)に続く、ソニー・クラシカルへの初のソロ・アルバムは待ちに待ったオール・シベリウス・アルバムです。

7曲の交響曲や「フィンランディア」をはじめとするオーケストラ曲の作曲者としてのシベリウスはよく知られていますが、150曲もピアノ・ソロ作品(その多くは小品)を残していることは知られていません。アンスネスはその中から自分の心に強く響く15作品・24トラックの作品を選び出し、絶妙な緩急をつけて配置して1枚のシベリウス・アルバムを編みあげています。1990年代初頭に頻繁に共演した大指揮者パーヴォ・ベルグルンドの演奏で交響曲全曲(ただし第4番以外)や主要管弦楽曲に親しみ、その音楽の深みに虜になりました。それ以来アンスネスはシベリウスの音楽との深い絆を感じるようになり、その長年の思いの積み重ねがこのアルバムとして結実したのです。

グールドが1976/77年に録音したことで一躍有名になった「キュリッキ」や「ソナチネ第1番」、オーケストラ曲で有名な「悲しきワルツ」のピアノ版のほか、昨年からアンスネスがリサイタルに組み込んでいる珠玉の小品が含まれています。

「美しく、惚れ惚れするようなシベリウスのピアノ曲に首ったけです。こんな有名な作曲家のピアノ曲なのに、これほどまでに知られていないなんて!こうした知られざる傑作を初めて耳にする感覚は何と素晴らしいことでしょう!全ての曲が一級品ではないにしても、注意深く選曲すれば、見事なまとまりを見せてくれるのです。私はこれらの作品の演奏に強い使命感を感じていますし、一人でも多くの方に聴いていただきたいと切望しています」(レイフ・オヴェ・アンスネス)
(ソニーミュージック)
【収録予定曲】
シベリウス:
1-2.6つの即興曲作品5より

即興曲第5番*
即興曲第6番
3-5.キュリッキ(3つの抒情的小品)作品41
第1曲 ラルガメンテ
第2曲 アンダンティーノ
第3曲 コモド
6-7.ピアノのための10の小品作品24より
第9曲 ロマンス*
第10曲 舟歌
8.ピアノのための10の小品作品58より 「第4曲 羊飼い」
9.悲しきワルツ作品44の1[ピアノ独奏版]
10-12.ソナチネ第1番作品67*

第1楽章 アレグロ
第2楽章 ラルゴ
第3楽章 アレグロ・モデラート
13-14.ピアノのための5つの小品(樹木の組曲)作品75より
第4曲 白樺の木
第5曲 樅の木
15.ピアノのための2つのロンディーノ作品68より 「ロンディーノ第2番」*
16.ピアノのための13の小品作品76より 第10曲 「エレジアーコ」
17-19.ピアノのための6つのバガテル作品97

第5曲 即興曲
第4曲 おどけた行進曲
第2曲 歌
20-24.5つのスケッチ作品114
第1曲 風景
第2曲 冬の情景
第3曲 森の湖
第4曲 森の中の歌
第5曲 春の幻影
*2016年の来日公演で演奏された曲
【演奏】
レイフ・オヴェ・アンスネス
【録音】
2016年12月8日~10日、ベルリン、テルデックス・スタジオ
【プロデューサー】ジョン・フレーザー
【レコーディング・エンジニア】アーン・アクセルバーグ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年07月24日 00:00