ロンドン・フィル自主レーベルより『エイドリアン・ボールトの音楽的遺産』(5枚組)
20世紀を代表する英国の巨匠ボールトとロンドン・フィルとの録音集
EMI原盤はライセンス音源を、他レーベルはLPレコードから音録りし収録!
英国の巨匠、サー・エイドリアン・ボールト(1889-1983)のロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と残した録音をまとめた5枚組のボックスがリリースされました。
これは、首席指揮者としての在任期間(1950~57年)と彼が引退するまでの間、ロンドン・フィルとの素晴らしい関係を祝うものとなっています。
首席指揮者就任前でロンドン・フィルとボールトの最初の録音となった、1949年に録音されたエルガーの交響曲第1番や、バルトーク、ストラヴィンスキーといった当時は現代音楽とみなされていた作品も積極に取り上げ、そして自国英国の作曲家を頻繁に演奏したボールトの幅広い音楽性を楽しむことのできるセットとなっています。
ボールトは、1889年4月8日チェスター出身。オックスフォード大学を経てライプツィヒ音楽院に留学。マックス・レーガーに作曲を師事し、アルトゥール・ニキシュ
に多大な影響を受け、1914年に指揮者デビュー、1919年にはディアギレフのロシア・バレエ団のロンドン公演で指揮を行う。1924年からバーミンガム市交
響楽団の指揮者に就任。1930年にはBBC交響楽団の創立に携わり、50年代にはロンドン・フィルの首席指揮者となり。英国の作曲家の作品を取り上げて
高い評価を得る。1981年に92歳で引退。1983年2月22日にロンドンで93歳で死去。
(キングインターナショナル)
※ 下記収録曲中、*印はEMIからのライセンス音源、他はLPレコードからの音録り。
【曲目】
[DISC1](87'12)~初期録音集
エルガー:交響曲第1番変イ長調Op.55
録音:1949年9月、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン
ヴォーン・ウィリアムズ: 交響曲第6番ホ短調
録音:1953年12月、キングスウェイ・ホール、ロンドン
Vinyl transfer:Mike Clements
Re-mastering :Deborah Spanton, K&A Productions
[DISC2](82'59)~ベートーヴェンとその先
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
録音:1957年6月、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール、ロンドン
ブルッフ:コル・ニドライOp.47
クリストファー・ブンティング(チェロ)
録音:1967年7月、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン(Parlophone)
ドホナーニ:童謡の主題による変奏曲Op.25
パトリシア・ビショップ(ピアノ)
録音:1955年11月21日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン(BBC)
Vinyl transfer:Mike Clements(Beethoven),Karl Jenkins,courstest of the
British Library(Bruch,Dohnanyi)
Re-mastering :Deborah Spanton, K&A Productions
[DISC3](69'11)~バレエ音楽集
ファリャ:恋は魔術師より「火祭りの踊り」 * ステレオ
録音:1967年、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン
ドリーブ:『シルヴィア』組曲、ナイラ・ワルツ、『コッペリア』組曲
録音:1955年、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール、ロンドン
サン=サーンス:死の舞踏Op.40 * ステレオ
録音:1967年、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン
ホルスト:歌劇「どこまでも馬鹿な男」Op.39~バレエ組曲
録音:1954年、キングスウェイ・ホール、ロンドン
ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ * ステレオ
録音:1967年、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン
*Stereo: Parlophone Records Ltd(original sound recording)
Vinyl transfer:Mike Clements(Delibes),Andrew Walton(Holst)
Re-mastering :Deborah Spanton, K&A Productions
[DISC4](73'00)~万能指揮者
ジェレマイア・クラーク:トランペット・ヴォランタリー(デンマー
ク王子の行進曲)*ステレオ
ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
ジャン・プーニェ(ヴァイオリン)
録音:1952年、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン
シベリウス:レンミンカイネン組曲(4つの伝説曲) より第4曲:レン
ミンカイネンの帰郷
録音:1956年、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール、ロンドン
ウォルトン:ポーツマス・ポイント序曲 * ステレオ
録音:1967年、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン
バルトーク:弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽
録音:1955年、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール、ロンドン
ヴォルフ=フェラーリ:マドンナの宝石
録音:1967年、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン
サン=サーンス:カプリス・ワルツ「ウェディング・ケーキ」Op.76 *
ステレオ
ジェルヴァース・プライアー(ピアノ)
録音:1967年、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン
ガーシュウィン:キューバ序曲「ルンバ」
録音:1967年、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン
*Stereo: Parlophone Records Ltd(original sound recording)
Vinyl transfer:Mike Clements(Sibelius),Andrew Walton(Bartok)
Re-mastering :Deborah Spanton, K&A Productions
[DISC5](71'4)~英国音楽のチャンピオン
スタンフォード:艦隊の歌Op.117
フレデリック・ハーヴェイ(バリトン)
クロイドン・フィルハーモニー・ソサエティ
録音:1955年ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン(BBC)
マルコム・アーノルド:オルガン協奏曲Op47
ヒュー・マクリーン(オルガン)
録音:1955年ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン(BBC)
ジョージ・バターワース: シュロップシャーの若者
録音:1969年メイダ・ヴェール・スタジオ、ロンドン(BBC)
アーノルド・バックス: ファンドの園
録音:1962年ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン(BBC)
エルガー:序曲《南国にて(アラッシオ)》Op.50
録音:1955年ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン(BBC)
Vinyl transfer:Karl Jenkins(Stanford,Arnold,Elger)
Re-mastering :Deborah Spanton, K&A Productions
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2021年01月19日 00:00