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バロック・ヴァイオリンの名手ダヴィド・プランティエが主宰する「レ・プレジール・デュ・パルナス」によるルクレール:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集


[Outhere Music 公式チャンネルより]

フランスのヴァイオリン芸術の源流へ!カフェ・ツィマーマンの名手が聴かせる充実録音

フランス18世紀前半を代表するヴァイオリン音楽の大家ルクレールの作品に、フランス語圏の古楽器奏者がじっくりと取り組んでその魅力に迫ったアルバム。

コレッリやヴィヴァルディに連なるイタリアのヴァイオリン音楽が全欧州で大人気だった18世紀初頭、ルクレールはかの南国の流儀を吸収した後、フランス特有の様々なスタイルを掛け合わせ、この国ならではの弦楽作法の確立に大きく寄与しました。

ここで素晴らしい演奏を聴かせるプランティエは、当初アンサンブル415、のちにカフェ・ツィマーマンで数々の名録音のソリストもつとめ、自らもレ・プレジール・デュ・パルナスやデュオ・タルティーニといったアンサンブルの主宰者として存在感を高めつつあります。彼は、初期から後期までルクレール芸術の発展史を端的に示す5曲を厳選。

コレッリ流儀の面影が残る「第2巻」からロココ期の香気漂う「第4巻」まで、この作曲家に特有な装飾音や重音を鮮やかに弾きこなし、イタリア的語法がどのようにフランス的な機知や筋の通った堅固さと融合してゆくか、聴くほどに味わい深い解釈で伝えてくれます。

解説もプランティエ自らが多角的な洞察とともに詳述。ArcanaのガッティやChannel Classicsのポッジャー、Audaxのプラムゾーラーにも通じる、本格派バロック・ヴァイオリニスト会心の一作です。
(ナクソス・ジャパン)

輸入盤

 

国内仕様盤

[日本語解説付き]
日本語解説…白沢達生

 

【曲目】
ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 第2-4巻より

1-4. ソナタ ト短調 (第2巻より) Op. 2-12
5-8. ソナタ 変ロ長調 (第3巻より) Op. 5-4
9-12. ソナタ ハ長調 (第3巻より) Op. 5-10
13-16. ソナタ イ短調 (第4巻より) Op. 9-5
17-20. ソナタ ト長調 (第3巻より) Op. 5-12

【演奏】
レ・プレジール・デュ・パルナス(古楽器使用)
[メンバー]
ダヴィド・プランティエ(ヴァイオリン)
アナベル・リュイ(チェロ)
ヴィオレーヌ・コシャール(クラヴサン〔チェンバロ〕)
リュドヴィク・クティノー(コントラバス)

【録音】
2021年4月、ラ・クーロワ(アヴィニョン郊外)、フランス

レ・プレジール・デュ・パルナス

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年09月28日 00:00