一部世界初録音!ボレイコ&ワルシャワ・フィルによる『ポーランドの指揮者=作曲家の伝統』~クレツキ、マクラキェヴィチ、スクロヴァチェフスキ作品集(2枚組)
[YouTube ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団 - トピックより]
先のショパン・コンクール最終ラウンドで颯爽とした指揮姿を披露したアンドイ・ボレイコ。サンクトペテルブルク生まれですが父方はポーランド系で、2019/20のシーズンよりワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めています。
この2枚組のアルバムではワルシャワ・フィルと縁のある指揮者=作曲家たちの作品を取り上げ、偉大な伝統へのオマージュとしています、
【CD1】で紹介されるのはパウル・クレツキと、1947年から48年までワルシャワ・フィルの指揮者を務めたマクラキェヴィチの作品。クレツキに作曲家の一面があったことはあまり知られていませんが、立派なオーケストラ曲を遺しています。マクラキェヴィチの「4つの日本の歌」は、ポーランドに留学して日本文化を伝えた梅田良忠(1900-1961)の詩をもとにしたポーランド語のテキストに日本風の旋律を付けたユニークな作品です。
【CD2】では、日本でも馴染み深いスクロヴァチェフスキと、ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団の創設者及び指揮者として長く活躍したグジェゴシュ・フィテルベルクの編曲作品を収録。オーケストラの鳴らせ方を熟知した指揮者ならではの練達の管弦楽法が、ブルックナー、ジェズアルド、ブラームスの作品に新たな魅力を加えています。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
[CD1]
1-3. パウル・クレツキ(1900-1973):シンフォニエッタ ホ短調 Op. 7
ヤン・マクラキェヴィチ(1899-1954):4つの日本の歌 Op. 25
4. No. 1. Noc jak cien obrazu
5. No. 2. Woda zamknela sie gladka, spokojna linia powierzchni
6. No. 3. Wiatr przyniosl jesien
7. No. 4. Wiosny krzew
8-11. クレツキ:コンサート・ミュージック Op. 25
[CD2]
1. アントン・ブルックナー(1824-1896):弦楽五重奏曲 ヘ長調 WAB 112
- 第3楽章 アダージョ(S. スクロヴァチェフスキによる管弦楽編)
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(1923-2017):6つのマドリガル
(C.ジェズアルドのマドリガーレによる)
2. No. 1. Ecco moriro dunque
3. No. 2. Belta, poi che t'assenti
4. No. 3. Al mio gioir il ciel si fa sereno
5. No. 4. Io pur respiro
6. No. 5. Deh, come in van sospiro
7. No. 6. Moro lasso
8. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
R. シューマンの主題による16の変奏曲 Op. 9
(G. フィテルベルクによる管弦楽編)
※CD2:1を除き世界初録音
【演奏】
オルガ・パシェチニク(ソプラノ)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アンドレイ・ボレイコ(指揮)
【録音】
2020年11月9-12、23-25日
2021年1月19-23日
Warsaw Philharmonic Concert Hall(ポーランド)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2022年01月06日 00:00