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クリスチャン・フェラス/SWR録音集~ブラームスはブロムシュテット、ベルクはギーレンとの共演!(4枚組)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2022年05月10日 00:00

フェラス

初出多数!
クリスチャン・フェラスの名演をオリジナル・テープからリマスターしてリリース

フランスを代表するヴァイオリニストの一人、クリスチャン・フェラス(1933-1982)。気品を湛えつつも音楽に没入し、時に激しい情熱のほとばしりが感じられる演奏で聴衆を魅了、戦後フランスを代表するヴァイオリニストとして国際的に活躍しました。1961年と71年には来日公演も行いましたが、1982年に悲劇的な死を遂げ、世界中のファンを悲しませました。フェラスは戦後のドイツでも人気が高く、各地の放送局が収録・放送した演奏がCD復刻されていますが、このセットはベルクを除く全曲がオリジナル・マスターからの初CD化。ヴァイオリン音楽のファンは注目のリリースです。

フェラスの父は、ジネット・ヌヴー、ローラ・ボベスコ、イヴリー・ギトリスらを教えたマルセル・シャイリー門下のヴァイオリニストで、その父の指導を受けたフェラスは早くから才能を発揮。8歳の年の1941年にニース音楽院に入学を認められると3年目にはヴァイオリンと室内楽で一等となり、1944年には更なる高等教育のためにパリ音楽院を紹介され、ルネ・ベネデッティにヴァイオリンを、ジョゼフ・カルヴェに室内楽を師事。2年後の1946年には室内楽とヴァイオリンで一等となり卒業。同年、13歳でラロのスペイン交響曲とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏してパリ・デビューを果たしました。
1947年にエネスクと出会って教えをうけるようになったフェラスは、後年「テクニック面では多くの人から学びましたが、音楽の解釈という点では、私はエネスクの弟子です」と語っています。1948年にはユーディ・メニューインが審査員長を務めるスヘーヴェニンヘン国際コンクールで優勝、翌年には、ロン=ティボー国際コンクール(当時の名称)で1位なしの第2位を受賞。この時にピアニスト、ピエール・バルビゼの演奏を聴いて感激したフェラスは、終生続く名デュオを組むこととなります。1949年に若きジネット・ヌヴーが、53年にはジャック・ティボーが世を去ると、フェラスはフランス楽壇の期待を背負う存在となり、またヘルベルト・フォン・カラヤンが録音に好んでフェラスを起用したことも手伝って名声は世界的なものとなりました。

この4枚組のBOXセットは、ヴァイオリンのレパートリーの中でもとりわけ重要な作品が収録されているのが嬉しいところ。
いずれも堂々たる演奏ですが、中で特筆すべきは、まずCD2のエネスクのソナタ第3番。後の1962年の録音よりも全体的にテンポは速めで、即興的な高揚感が伝わります。フェラス&バルビゼ・デュオの絶頂期の記録です。
CD3では、チャイコフスキーの第1楽章におけるカデンツァでの即興的な音運びがフェラスの真骨頂。
CD4のブロムシュテットと共演したブラームスは当時から評判になっていたもので待望のCD化。ベルクの協奏曲は、フェラスがフランス初演を行って以後、得意としていたレパートリーであり、ギーレンの分析的な指揮も見事です。

全て、オリジナルマスターテープより今回のリリースのために全て新たにマスタリングを行うことで、1950年代のモノラル録音でも鮮烈な音色が再現されており、フェラス・サウンドが味わえます。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
[CD1]
1-3. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827): ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調「クロイツェル」 Op. 47
4-6. クロード・ドビュッシー(1862-1918): ヴァイオリン・ソナタ ト短調
7. モーリス・ラヴェル(1875-1937): ツィガーヌ

[CD2]
1-4. ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」 Op. 24
5-7. ジョルジェ・エネスク(1881-1955): ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調 Op. 25
8-11. ロベルト・シューマン(1810-1856): ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 Op. 121

[CD3]
1-3. ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61(カデンツァ…フリッツ・クライスラー)
4-6. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893): ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 35

[CD4]
1-3. ヨハネス・ブラームス(1833-1897): ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 77(カデンツァ…フリッツ・クライスラー)
4-5. アルバン・ベルク(1885-1935): ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」

【演奏】
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)

ピエール・バルビゼ(ピアノ)…CD1、CD2
南ドイツ放送交響楽団(シュトゥットガルト放送交響楽団)…CD3、CD4:4-5
ハンス・ミュラー=クライ(指揮)…CD3
バーデンバーデン南西ドイツ放送交響楽団…CD4:1-3
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)…CD4:1-3
ミヒャエル・ギーレン(指揮)…CD4:4-5

【録音】
1953年11月12日 Stuttgart, Unterturkheim, Krone(ドイツ)…CD1
1959年9月25日 Ettlingen, SchloB(ドイツ)…CD2
1954年3月22日 Stuttgart, Villa Berg(ドイツ)…CD3:1-3
1957年3月28日 Stuttgart, Villa Berg(ドイツ)…CD3:4-6
1972年2月10日 Baden- Baden, Hans Rosbaud-Studio(ドイツ)…CD4:1-3
1970年11月27日(ライヴ) Stuttgart, Liederhalle(ドイツ)…CD4:4-5

CD1-3…モノラル
CD4…ステレオ