ロト&LSO/R.シュトラウス:交響詩“ツァラトゥストラはかく語り”&ドビュッシー:バレエ音楽“遊戯”(SACDハイブリッド)
LSOがロトの音になった!最高に面白い「ツァラトゥストラ」
活躍目覚ましいロトがピリオド楽器の手兵レ・シエクルではなく高性能モダン・オーケストラLSOを振った期待の最新アルバムが登場します。曲はリヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語り」とドビュッシーの「遊戯」。どちらもロトの十八番で別団体との録音はありますが、今回はLSO だけに期待が高まります。
1896年作の「ツァラトゥストラはかく語り」と1913年の「遊戯」17 年違いですが、どちらも20 世紀的精緻な管弦楽法を駆使し、オーケストラの性能を存分に発揮させる曲だけにLSO の名人芸が光ります。「ツァラトゥストラはかく語り」冒頭はフィリップ・コブのトランペット、舞踏の歌はシモヴィチのヴァイオリン・ソロなど名奏者たちの妙技にもひたれます。ロトの語り口も絶妙に冴え、「ツァラトゥストラはかく語り」が冒頭以降も楽しい音楽であることを最認識させてくれます。
ドビュッシーの「遊戯」はシエクルとの来日公演で名演を聴かせてくれましたが、今度はモダン・オケ。ロトの解釈は深みを増し、光と色のモチーフが流れるように展開するのを味わえます。子供と大人どちらもの「遊戯」であることを実感させてくれます。
(キングインターナショナル)
輸入盤・日本語帯・解説付
【曲目】
(1)リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語り」Op.30
(2)ドビュッシー:バレエ音楽「遊戯」
【演奏】
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮) ロンドン交響楽団
【録音】
2018年1月(2)、11月(1) バービカン・ホール(ロンドン)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2023年02月03日 15:00