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ゲヴァントハウス弦楽四重奏団/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集(10枚組)~CD時代の名全集が復活!

ゲヴァントハウスSQ

創立200年以上の伝統の団体による名全集!


2008/2009シーズンに結成200年を祝ったゲヴァントハウス弦楽四重奏団は世界最古の弦楽四重奏団です。1809年にヴァイオリニストのアウグト・マッティと他のゲヴァントハウス管弦楽団の3人のメンバーにより結成され、以来、ゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者を中心に、今日に至るまで途切れることなく音楽活動を続けています。19世紀のメンバーにはメンデルスゾーンからヴァイオリン協奏曲を献呈されたF.ダーフィト、ブラームスの協奏曲の初演を行ったJ.ヨアヒムがいます。共演者もC.シューマン、ブラームス、ブゾーニ、グリーグといった大作曲家が並び、20世紀に入ってからもニキシュ、ケンプ、ルービンシュタイン、ヨーヨー・マ、S.マイヤーなどの名演奏家がずらりと揃っています。

録音にも積極的で、コンサートマスターのボッセやK.ズスケが率いたLP時代より数多くの名盤を生み続けています。ヴァイオリンがエルベンとC.ズスケ(K.ズスケの子息)に代わってからは数多くのCDを録音し、とくに1996~2003年に録音したベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集(NCA)は国際的に高い評価を受け、ベストセラーとなりました。独クラシック・ホイテ誌は、CDでの後期四重奏曲の演奏について「模範的で、かつひとつの基準ともなり得る解釈」を持ち、「卓越した音の美しさ」で聴くものを魅了すると述べ、「この録音は、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団が世界で最も優れた四重奏団のひとつであるという名声を再確認するものである」と締めくくっています。

このセットは以前、解説を収めたCD-ROM付きで発売されていましたが、今回はCD(10枚)のみでの発売です。廉価盤ですがデジタル録音で音質も良く、ビギナーからマニアまで、安心しておすすめできるBOXです。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

【曲目】
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集

Disc.1 弦楽四重奏曲第1番Op.18-1、第2番Op.18-2 2003年6月、7月録音
Disc.2 第3番Op.18-3、第4番Op.18-4 2003年4月、5月録音
Disc.3 第5番Op.18-5、第6番Op.18-6 2003年7月、8月録音
Disc.4 第7番Op.59-1「ラズモフスキー第1番」 2002年6月録音
Disc.5 第8番Op.59-2「ラズモフスキー第2番」、第10番Op.74「ハープ」 2002年2月録音
Disc.6 第9番Op.59-3「ラズモフスキー第3番」、第11番Op.95「セリオーソ」2002年1月、10月録音
Disc.7 第12番Op.127、第14番Op.131 1996年5月、1997年1月録音
Disc.8 第13番Op.130、大フーガ変ロ長調Op.133 1997年11月録音
Disc.9 第15番Op.132、第16番Op.135 1998年2月録音
Disc.10 歴代ゲヴァントハウス四重奏団の演奏(抜粋)とマルティン・ホフマイスターとの対談(ドイツ語による)
弦楽四重奏曲第14番より抜粋 ゲルハルト・ボッセ - 同曲の1916年録音について語る
弦楽四重奏曲第10番より抜粋 ゲルハルト・ボッセ - 同曲の1968年録音について語る
弦楽四重奏曲第10番より抜粋 ディートマル・ハルマン - 同曲の1968年録音について語る弦楽四重奏曲第14番より抜粋 カール・ズスケ - 同曲の1985年録音について語る
弦楽四重奏曲ヘ長調Hess.34 1997年1月録音
【演奏】
ゲヴァントハウス弦楽四重奏団
フランク・ミヒャエル・エルベン(Vln)
コンラート・ズスケ(Vln)
フォルカー・メッツ(Vla)
ユルンヤーコプ・ティム(Vc)
【録音】
1996~2003年(デジタル・ステレオ)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : BEETHOVEN 2020 ボックスセット(クラシック)

掲載: 2020年06月03日 17:44