ジャン=ギアン・ケラス / J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲-我ら人生のただ中にあって [2CD+Blu-ray Disc]
驚くべき深み、広大な音楽宇宙
ケラス、二度目のバッハ
Rosasとの舞台をおさめた映像(Blu-Ray)つき!
ますますその芸術が深まりを見せている、充実の極みのジャン=ギアン・ケラスによる、バッハの無伴奏チェロ組曲全曲の2度目の録音の登場。2007年3月録音の第1回目のバッハ(KDC-5033 / HMC-901970)も世界で高く評価されており決定的ベストセラーとなっておりますが、今回の録音はさらに一歩進んだ深まりを感じる演奏です。どこまでも自然な流れで、音楽やパッセージ自身がもつ方向性や力学にまったく逆らうことはなく、ここちよい重力の上下運動のようなものも感じさせます。同時に、ふとしたパッセージには無重力的な浮遊感もあり、聴き手はケラスの放つ音楽宇宙に包み込まれるようです。驚異的な技術でどんな難所もやすやすと弾いているのは相変わらずなのはいうまでもありません。第1回目の録音後、ダンスカンパニー「Rosas (ローザス)」と、無伴奏チェロ組曲を通して共演し、世界で100回以上の公演を行いました。こうした活動に加え、ジャズやワールド・ミュージックとの様々なコラボレーションを経ての豊かな果実がここに響き渡ります。
コンテンポラリーダンス界を牽引する振付家アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルが率いるダンスカンパニー「Rosas (ローザス)」。これまでにも、バッハのブランデンブルク協奏曲や、ビーバーのロザリオ・ソナタ、コルトレーンの音楽など、様々な音楽のダンスを振り付けてきました。バッハの傑作「無伴奏チェロ組曲」に振り付けた舞台は「我ら人生のただ中にあって バッハ無伴奏チェロ組曲」と題されています。ケラスが舞台上で小さな椅子に座ってライヴで演奏する傍らで、ダンサーたちが繰り広げるスペクタクルは、100回以上にわたり世界で上演され、2019年5月には日本でも公演があり、注目を集め、感動を呼び起こしました。このコラボレーションで受けた影響と刺激、経験が、ケラスにとって計り知れないほど豊かな実りとなっていることを感じます。舞台を4Kで収録した美しい映像もついており、ケラスファンのみならず、ダンス・ファンの方々にも是非お手にとっていただきたい注目のセットとなっております。
(キングインターナショナル)
[国内仕様盤は日本語帯・解説付き]
【曲目】
J.S.バッハ:
無伴奏チェロ組曲(全曲/2023年セッション録音)
-我ら人生のただ中にあって(Rosas/アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル)
[CD1]
組曲 第1番 ト長調 BWV 1007
組曲 第2番 ニ短調 BWV 1008
組曲 第3番 ハ長調 BWV 1009
[CD2]
組曲 第4番 変ホ長調 BWV 1010
組曲 第5番 ハ短調 BWV 1011
組曲 第6番 ニ長調 BWV 1012
[Blu-Ray]
Rosas/Mitten wir im Leben sind/Bach6Cellosuiten
(われら人生のただ中にあって/バッハ無伴奏チェロ組曲)
Rosas/ボスティアン・アントンチッチ、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル、マリー・グード、ジュリアン・モンティ、ミヒャエル・ポメロ/ジャン=ギアン・ケラス
【演奏】
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ/ジョフレド・カッパ、1696年製)
【録音】
(CD):2023年10月、ハーレム(オランダ)
映像(Blu-Ray):2022年7月、Lites Studios(ベルギー)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2024年08月08日 00:00