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インタビュー

アルバムでみる、4ヒーローの10年


『In Rough Territory Reinforced』(1991)

80年代後半に結成され、アンダーグラウンドな活動を始めていた4ヒーロー。 初期の代表曲“Mr. Kirk's Nightmare”を収録したこのファースト・アルバムは、レイヴ全盛期だった当時のムードを如実に表 している。


『Parallel Universe Reinforced』(1994)

 ジャングル/ドラムンベースの嵐が吹き荒れ始めた時期にリリースされた2作目。 シーンを席巻したラガ・ジャングルとは180°異なった、知的で精密なサウンドへの志向性を十分に感じさせる隠れた名作。

『Two Pages Talkin' Loud』(1998)

 トーキング・ラウドへ活動拠点を移し、このプロジェクトにさらなる飛躍への夢 を託した彼ら。その意気込みが伝わってくるブレイクビーツ組曲集的大作。 独自のサウンド・カラーも定まり、各方面から絶賛された。

『Two Pages Reinterpretations Talkin' Loud』(1999)

『Two Pages』のリミックス盤。リミキサーにはジャザノヴァやフォーテック、 ショーンJ・ピリオドなど単に豪華なだけではない実力者たちを選び、 セルフ・リミックスが多いことからも彼らの探究熱心な姿勢が窺える。


『2000 Black Presents The Good Good 2000 Black(2000)

 ロイ・エアーズの名曲を冠したことからもその狙いが察せられる、ディーゴの 自主レーベルの編集盤。カタリスト、セイジら新進気鋭のクリエイターたちと 新世代の音楽を模索するそのスタンスはあくまでも真摯だ。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年05月30日 17:00

更新: 2003年03月03日 22:03

ソース: 『bounce』 226号(2001/10/25)

文/ネイシャン