インタビュー

ネプチューンズの時代が到来!!

ブリトニー・スピアーズやジャスティン・ティンバーレイクのプロモ・クリップとかを観てたら、スケベ顔の痩せ男がヌッと出てきてビックリしたことある? そいつがネプチューンズのファレル・ウィリアムス(写真右)で、相方はチャド・ヒューゴ(写真左)。テディ・ライリーの徒弟を経てノリエガ“Superthug”でブレイクした2人は、その過程でR&B/ヒップホップのみならず、バックストリート・ボーイズやオール・セインツなどのポ1ップ・アクトを手掛けてもいる。また、セルフ・プロジェクトのN.E.R.D.ではバンド・サウンドに挑んだり(“Rock Star”のプロモ・クリップはニルヴァーナのアレへのオマージュ)、ダフト・パンクやリンプ・ビズキット、モービー、キッド・ロック、ペリー・ファレルらのリミックスを手掛けたりしていて、その守備範囲&嗜好は相当幅広い。今年に入ってからもミスティカル“Bouncin' Back”、ネリー“Hot In Herre”、クリプス“Grindin'”、ブリトニーの“Boys”、ビヨンセ“Work It Out”、そしてジャスティンの“Like I Love You”と切れ目なくプロデュース曲をポップ・チャートに叩き込み、この後にはTLCも……。てなわけで、もう彼らは異端ではない。彼らの生み出す刺激的なサウンドこそ、時代のド真ん中をいくポップスなのだ。

ネプチューンズのプロデュース/リミックス曲を含むアルバム

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年11月14日 12:00

更新: 2003年02月13日 12:08

ソース: 『bounce』 237号(2002/10/25)

文/出嶌孝次

記事ナビ