〈最強の3ピース〉争奪戦! トライアングル・トライアス論!!
人数は多けりゃイイってもんじゃナイ! 3者3様、3種の神器、3人寄れば文殊の知恵と、これらの要素をフル活用して、バンドを組む最低人数で(2人組じゃあユニットだ!)最高にロックしまくるバンド界最強のイケイケ貴族トライアングルたちを、いろいろなアングルから紹介するぜ!
まず一番手は、いまやパンク・キッズの憧れの的、どころか雲の上の存在と化しているグリーン・デイ。彼らの繰り出すメロディーと歌える楽曲は、3人とは思えぬ爆発力と一体感を生む魔力でロック界最強を誇っている! 続いては、クールさとモダーンさで文句ナシにトップに輝くジャム! その佇まいのみならず、パンク~モッド~リズム&ブルースへの音楽的幅の広がりという、3人の持っている音楽性の有効活用度においても彼らはズバ抜けだ! さて、このコラムのラッキーナンバーである3番目にご紹介は、ネオ・ロカビリーの旗手であるストレイ・キャッツ!
バッチシ決めたリーゼントで3人ともオットコ前な面構え、そのうえあのメロメロに甘~い歌声で、濡らした女子の数はこの項トップで間違いナシ! そして、最強トリオのトリを飾るのは、〈唯一、神に許された長髪のパンク・バンド(本人談)〉ことモーターヘッド! 長髪+ベルボトムのバイカー・ルック似合い度数&男臭さで群を抜く兄貴たちだが、肝心な音楽面でも、家のステレオもオーディエンスも軽く吹っ飛ばすくらいの、モーター全開爆音ワイルド・アット・ハード・ロック度数No.1!! そんな彼らこそロック界を豚汁、ならぬ牛耳る現役カリスマ・トライアングル・ゴッドだ!!
カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2003年12月04日 17:00
更新: 2003年12月04日 18:32
ソース: 『bounce』 249号(2003/11/25)
文/ヤマダ ナオヒロ