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インタビュー

ミッシーは絶対にハズさない

『Supa Dupa Fly』 Elektra(1997)

  アン・ピーブルズ曲をミニマルにループしたデビュー曲“The Rain(Supa Dupa Fly)”の衝撃を裏切らない、アイデア満載のファースト・アルバムにして最初の傑作。“Hit 'Em Wit Da Hee”や“Sock It 2 Me”“Beep Me 911”など当時は何じゃコレ級だったクラシックだらけ!!

『Da Real World』 Gold Mind/Elektra(1999)

  プロモ・クリップがセンセーショナルな“She's A Bitch”収録。が、ここで刮目すべきは、恐ろしく美しい“All N My Grill”などでのメロディーメイカーとしての素晴らしい才。BGやジュヴィナイルなど南部勢とのリンクも早かったし、エミネムともここで合体!

『Miss E... So Addictive』 Gold Mind/Elektra(2001)

  突然変異的なオリエンタル脳天気祭りクラシック“Get Ur Freak On”を収録。リュダクリス相手の猥歌“One Minute Man”や“4 My People”も中毒を増幅するジェットコースター的な一枚。一方で、旧友ジニュワインとの“Take Away”など歌モノも美しい。

『Under Construction』 Gold Mind/Elektra(2002)

  日本でも最大のヒットを記録。オールド・スクールな意匠を散りばめた作品ではあるものの、ノリ自体は当然そこに留まらず。“Pass That Dutch”のプロトタイプともいえる“Work It”が大ヒット。ブレイク直前の50セントをしっかり招いているのも例によって鋭い。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2004年01月15日 13:00

更新: 2004年01月15日 17:29

ソース: 『bounce』 250号(2003/12/25)

文/轟 ひろみ