インタビュー

オレは人前に出たいのか? 出たくないのか? 揺れるファレルのイン・マイ・マインドを勝手に考察!! その1

MYSTIKAL 『Let's Get Ready』 Jive(2000)
ここに収録の全米No.1ヒット“Shake Ya Ass”に忍び込んでくる変態ヴォイスの猫撫で声……この頃はヴィジュアルもキケンだったのにね。

JAY-Z 『The Dynasty : Roc La Familia』 Roc-A-Fella/Def Jam(2000)
この時期のジガを代表する大ヒット“I Just Wanna Love U(Give It 2 Me)”にて、ファレルはカーティス・メイフィールドを変態にしたようなヤケクソのファルセットでフックを激唱♪

Soundtrack 『AUSTIN POWERS IN GOLDMEMBER』 Columbia(2002)
ブリトニー・スピアーズにネプが提供した“Boys”を、このサントラではデュエット形式で披露。そうか、プリンスになりたかったのか。

SNOOP DOGG 『Paid Tha Cost To Be Da Boss』 Doggystyle/Virgin(2002)
スヌープ久々の大ヒット曲“Beautiful”が強烈! 疾走するネプのビートもいいが、楽曲に絶妙なキュートさをもたらしているのはファレルのフックだ。

COMMON 『Electric Circus』 Geffen(2002)
コアなファンが〈コモン様がネプと組むだと?〉とキレたのも今は昔。“Come Close”の美しいヴァイブ、そしてファレルの振る舞いに土下座しろ!

Soundtrack 『BAD BOYS II』 Bad Boy/Universal(2003)
ミスティカルの“Shake Ya Ass”を賑々しくしたような“Show Me Your Soul”でのファレルは〈ソウルを見せろ!〉とキレキレで吠えまくり。合いの手はレニー・クラヴィッツ、口上を述べるのはディディというムダに豪華な名曲です。

HANDSOME BOY MODELING SCHOOL 『White People』 Atlantic(2004)
ネプ制作曲ではなく、いち客演者=ファレルとして“Class System”に登場! ハンサム度ではやや劣るか。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年08月31日 20:00

更新: 2006年09月07日 21:26

ソース: 『bounce』 279号(2006/8/25)

文/出嶌 孝次

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