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インタビュー

ネプチューンズはいま……

 『In My Mind』がいままでのネプチューンズ周辺作品と異なるのは、プロデュースもすべてファレル個人が担っている点。じゃあネプは何をやってんの?というと……グウェン・ステファニー“Hollaback Girl”やスヌープ・ドッグ“Drop It Like It's Hot”(共に2004年)以降の彼らは〈スペシャル〉を生み出せていない。かつての大量生産&大漁ヒットなイメージはいまやスコット・ストーチやジャジー・フェイのものだろう。ただ、それはシングル・カット率が下がったゆえの印象でもあり、そんななかでもマライア・キャリーに提供した“Say Somethin'”の麗しさはいまも鮮烈だし、T.I.“Goodlife”やLLクールJ“Best Dress”など定期的に届けられる良曲の存在も忘れちゃいけない。スリム・サグの『Already Platinum』もヤバかった。で、この後にはビヨンセの新作『B'Day』(“Green Light”がヤバい!)も控えているし、すでに“Mr. Me Too”が先行カット済みなクリプスの新作も気になる……彼らはまだまだ驚かせてくれるはずだ!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年08月31日 20:00

更新: 2006年09月07日 21:26

ソース: 『bounce』 279号(2006/8/25)

文/出嶌 孝次