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インタビュー

フランキーJの歩み

『What A Man To Do?』 Columbia(2003)

7曲をセルフ・プロデュースしたファースト・アルバム。バウンシーなアップもあるが、中心となるのは先行ヒットした“Don't Wanna Try”に代表される繊細なバラードだ。ハッピー・ペレスも制作に関与し、この後で“Suga Suga”をヒットさせる盟友のベイビー・バッシュや、ジェミナイも参加。

『Frankie J』 Sony Discos(2003)

デビュー作の収録曲をスペイン語で歌い直し、若干の差し引きを加えた同胞向けのアルバム。“Ya No Es Igual”(=“Don't Wanna Try”)のクンビア・ヴァージョンや、純情派ラテン・ポップ味の“No La Culpes A Ella”といったエクスクルーシヴが楽しい。英語詞の新曲“Supa Love”もボーナス収録。

『The One』 Columbia(2005)

全編のプロデュースをR&B界の腕利きたちに委ねた勝負作。アヴェンチュラのカヴァー“Obsession(No Es Amor)”を皮切りに、ブライアン・マイケル・コックス製の“How To Deal”などが連続ヒットを記録。アッシャーを意識したと思しきバランス感覚も上々で、捨て曲が見当たらないのも恐ろしい名盤だ。

『Un Nuevo Dia』 Norte/Columbia(2006)

2枚目のスペイン語盤だが、『The One』からの転用は“Obsesion”など3曲に止まり、基本はオリジナル曲で固められた意欲作。LLクールJ“Around The Way Girl”を思わせる甘酢系のアップから清涼なチカーノ・ソウルまで美メロ度も高い! ビンボやロブ・G(バリオ・ボーイズ)らの好演も光る。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年12月07日 20:00

更新: 2006年12月07日 21:29

ソース: 『bounce』 282号(2006/11/25)

文/出嶌 孝次