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インタビュー

ネット発のプロモーションで注目を集めるアーティストたち!

 CYHSYのブレイクが象徴する新時代の幕開け。それは、〈myspace.com〉や動画をオンラインで共有する〈YouTube〉といったソーシャル・ネットワーキング・サーヴィス(SNS)を媒介にした音楽活動である。ファンの一人がネット上にアップしたデモ音源がきっかけで人気に火が着き、デビュー前から話題騒然となっていたアークティック・モンキーズを筆頭に、毒舌ブログでシーンに確固たるキャラを確立したリリー・アレン、ライヴを行う資金がないために仕方なく演奏風景を自宅から配信したところメジャー・デビューの話が舞い込んできたというサンディ・トム(ヤラセ疑惑もありましたが……)、ルーム・ウォーカーを6台並べたプロモ・クリップがたった2日間で200万件のヒットを記録したオーケー・ゴーなどなど、新しい宣伝ツールをフル活用してブレイクしたアーティストが続々と登場している。

 そしていま、彼らに続けとばかりに注目を集めているのが、アコースティックなエモで話題のゲット・ケイプ・ウェア・ケイプ・フライや、かつてはデルタソニックからシングルをリリースしていたアネコイックだ。ということで、低コストでアーティストの持ち味を大いにアピールできるSNSを通じて、今後も未来のスターが大量発生する模様!
▼関連盤を紹介。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年02月01日 20:00

ソース: 『bounce』 283号(2006/12/25)

文/冨田 明宏