インタビュー

自作、客演、プロデュース……近年のR指定作品を厳選紹介!! その2

SYLEENA JOHNSON 『Chapter 3 : The Flesh』 Jive(2005)
同郷の歌姫と2曲で合体。フロアを意識したゴージャス&セクシーな“Hypnotic”も良いが、デニース・ウィリアムス“Free”を彷彿とさせるスムースな隠れ名曲“Special Occasion”のスウィートでチリンな味わいは絶品!
(池田)

R. KELLY 『TP.3 Reloaded』 Jive(2005)
前作『Happy People/U Saved Me』から一転、煩悩が噴火! ダンスホールにレゲトン、ウェッサイ、クランク……と祭り好きなズルムケの珍宝を振り回した楽しすぎる傑作だ。
(出嶌)

NIVEA 『Complicated』 Jive(2005)
傾倒していたラテン流儀の作りがまたしても露わにされた“Gangsta Girl”を提供し、ヴォーカルでも参加。ここでのニヴェアはさしずめ女闘牛士!? スパニッシュというかフラメンコ調で、後半の鼻息荒い展開に興奮。
(池田)

SHARISSA 『Every Beat Of My Heart』 Capitol(2005)
心洗われるように温かくドラマティックなサザン風味の名バラード“In Love With A Thug”をデュエット。優しく撫でるように始まり、熱を帯びる後半での激唱は聴きモノ。
(池田)

RAY J 『Raydiation』 Knockout/Sanctuary(2005)
ラテン風味でオレオレ全開のVIPチューン“Quit Actin'”を制作&参加。〈パーティーだ! 今夜はカネ持ってるしっ〉と、パイド・パイパーらしいはっちゃけぶりが豪快。ブリッジ手前の呪文ヴァースも笑える。
(池田)

CHARLIE WILSON 『Charlie, Last Name Wilson』 Jive(2005)
歌手の系統で見ればルーツにあたる御大をジャイヴと契約させて数曲制作、エグゼクティヴ・プロデュースも務めた恩返し盤。ストロングすぎる主役の歌に珍しくR色が抑え気味なのも微笑ましいか。
(出嶌)

R. KELLY 『Remix City Volume 1』 Jive(2005)
リミックスという名の別曲を量産するRならではの華麗なセルフ・リミックス集。いまならエイコンやショーン・ポール、ヤングブラッズとの絡みが聴きモノか。大名曲“Ignition(Remix)”も当然収録。
(出嶌)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年06月07日 20:00

ソース: 『bounce』 287号(2007/5/25)

文/池田 貴洋、出嶌 孝次