インタビュー

エイミー・ワインハウスの世界を形成する音楽たち その2

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処女作『Frank』の頃だと、“In My Bed”をバグズ・イン・ジ・アティックが、“Fuck Me Pumps”をMJコールが各々リミックスするなど、クラブ寄りのヴァージョンが中心だった。それに対して『Back To Black』からのシングルはそれぞれイキのいいバンドが才能をプレゼンする場となっていて、“Rehab”はホット・チップ、“Tears Dry On Their Own”はニュー・ヤング・ポニー・クラブ、“Back To Black”はランブル・ストリップス(彼らの『Mustn't Rumble』には同曲のカヴァーも!)がリミックスを担当。一方で“Rehab”にはジェイ・Z(とファロア・モンチ)のラップを加えたヴァージョンも存在していたり、エイミーのリスナーが多様な層に広がっていることもよくわかる。

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アーティスト内での支持が高いのもエイミーの特徴で、具体的にアークティック・モンキーズはライヴのレパートリーに“You Know I'm No Good”を加えているし、ジャスティン・ティンバーレイクは“Rehab”をカヴァー。また、プリンスは“Love Is A Losing Game”を披露したうえにエイミーとのライヴ共演を熱望しているそう! 共演話だと、エイミーは今年のワイト島フェスでローリング・ストーンズとの合体を実現させたばかりだ!!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年09月06日 14:00

更新: 2007年09月06日 17:44

ソース: 『bounce』 290号(2007/8/25)

文/出嶌 孝次