インタビュー

capsule(4)

Perfume


 もはや説明不要のアイドル・ユニットで、全国区のインディー・デビューとなった2003年のシングル“スウィートドーナッツ”以降、すべての楽曲を一貫して中田がプロデュースしています。ユーロ調の“モノクロームエフェクト”やテクノ・ポップの“ビタミンドロップ”など、インディー時代の楽曲はゲーム・ミュージックにも通じるタイニーな可愛さを押し出したものが多かったのですが、メジャー移籍後のいわゆる〈エレクトロ3部作〉と、決定的な名曲“パーフェクトスター・パーフェクトスタイル”を収めた『Perfume~Complete Best~』以降の(楽曲のクォリティーの高さも含めた)快進撃はご存知のとおりでしょう。〈テクノ・ポップ・アイドル〉と呼ばれる彼女たちですが、メジャー以降のサウンドはいわゆるテクノ・ポップの懐古性とは無縁のものだし、中田も音楽としてのモダンさや強度を失うことなく、ここでもピュアな姿勢を貫いているのが頼もしい限りです。“ポリリズム”に続く両A面のニュー・シングル『Baby cruising Love/マカロニ』も期待できそう!
▼Perfumeの作品を紹介。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年12月27日 18:00

更新: 2008年01月18日 17:26

ソース: 『bounce』 294号(2007/12/25)

文/リョウ 原田