ニュー・アルバムまでの道のりを、関連作品を通じて振り返ろう! その1
LITTLE FEAT 『Live From Neon Park』 Zoo/Volcano(1996)
亡父のローウェルが書いた“Sailin' Shoes”を、娘イナラが歌うという感動の瞬間を収録。なお、彼女は今年発表されたフィートのセルフ・カヴァー集にも参加。聴き比べると声量の違いに驚かされます!
(山西)
GEGGY TAH 『Into The Oh』 Luaka Bop(2001)
グレッグを核に、90年代半ばから活動した3人組のラスト・アルバム。サンプリングを駆使したミクスチャー・ロックから一転、ここでは生楽器を軸にしたメロウでお洒落な音作りを披露。グレッグの幅広い音楽センスが花開いた一枚だ。
(竹内)
HEARTBREAKERS 『Soundtrack』 RCA(2001)
イナラ作のポップ・カントリー曲“Infinity”を収録。ブリオニーちゃんという学生時代のお友達(たぶん)との掛け合いも楽しげ!
(山西)
BEN HARPER 『Diamonds On The Inside』 Virgin(2003)
イナラの本格デビューはベンが運営に携わるレーベルから。で、グレッグは一足お先に本作のサイド・ギタリストとして彼と合体している。つまり、ベンこそが2人のキューピッドってこと!?
(山西)
IDLEWILD 『Warnings/Promises』 Parlophone(2005)
本作のコーラス参加を経て、ギターのジョーンズさんとジョージ・イズ・ジョーンズなる意味深な名前のユニットを結成し、アルバム・レコーディングまで行っていたというイナラ(ワケあってお蔵入り)。もしそれが世に出ていたらB&Bは生まれなかったかも!
(山西)
INARA GEORGE 『All Rise』 Everloving(2005)
映画音楽家のマイケル・アンドリュー指揮のもと、父親と交流のあったジャクソン・ブラウンも顔を出した初のソロ作は、柔らかい歌声が心地良く響くアコースティックな仕上がりだ。なお、レコーディングに参加したグレッグともここで初めて出会うことに。やっと2人の運命が動き出した!
(竹内)
カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2008年12月11日 16:00
更新: 2008年12月11日 17:50
ソース: 『bounce』 305号(2008/11/25)
文/竹内 幹代、山西 絵美