インタビュー

ニュー・アルバムまでの道のりを、関連作品を通じて振り返ろう! その2

LILY ALLEN 『Alright, Still』 Regal(2006)
“Everything's Just Wonderful”や“Not Big”“Alfie”で聴ける古めかしい音やガーリーなメロディーはB&Bにも通じる……と思ったら、どれもグレッグがプロデュース! 何でも、次作では全面タッグを組んでいるんだとか。イナラの最大のライヴァルはリリーか!?
(竹内)

THE BIRD AND THE BEE 『The Bird And The Bee』 Metro Blue(2007)
ブルー・ノートの傘下レーベルから登場した処女作。レトロな質感を持ったサウンドとドリーミーなメロディー、透き通る歌声に心が満たされる。イタズラに響き渡る電子音も良い塩梅な、至福のポップ・アルバムだ。
(竹内)

KYLIE MINOGUE 『X』 Parlophone(2007)
B&Bの新作が電子度数を増やしてダンサブルになったのは、カイリーやソフィ・エリス・ベクスターらの過激なディスコ・ポップ盤にグレッグがプロデュース参加したから、とか思ったりして。
(山西)

SIA 『Some People Have Real Problems』 Hear Music(2008)
優雅なピアノの音色が印象深いバラード“Death By Choco-late”は、グレッグがプロデュースしたもの。イナラ嬢の可憐なコーラスも聴けて、ミニB&Bワールドが展開されてます!
(竹内)

INARA GEORGE/VAN DYKE PARKS 『An Invitation』 Everloving(2008)
ヴァン・ダイク・パークスとのコラボによるソロ2作目。フルオーケストラが織り成す上品なサウンドを背に、ミュージカル俳優も顔負けの表情豊かな歌唱を聴かせるここでのイナラは、いつになくゴージャスな印象だ。多彩なヴォーカル・スタイルを披露したB&Bの新作を予兆しているようにも取れる。
(竹内)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年12月11日 16:00

更新: 2008年12月11日 17:50

ソース: 『bounce』 305号(2008/11/25)

文/竹内 幹代、山西 絵美