インタビュー

ミラーボールの輝きを放ちまくった、the telephonesのこれまでの作品をおさらい

『We are the handclaps e.p.』 JULY(2007)
GREAT3の白根賢一プロデュース。2007年の欧米ロック・シーンにおけるレイヴなムードを採り入れつつ、日本人らしいパワフルで土着的なロックンロール・スピリットをたぎらせたミニ・アルバムだ。ただ、まだどこかよそ行き感があり、本来の魅力である衝動性には欠けるか?

『JAPAN』 JULY(2008)
初のフル・アルバムは、今回の新作と同じくL'Arc~en~CielやPOLYSICSを手掛けた岡野ハジメをプロデューサーに起用。ダンス・グルーヴのエネルギー放射量がグンと跳ね上がり、80年代以降のロック史を凝縮したかのようなサウンドはますます濃厚に。本作の成功で一躍シーンの急先鋒的位置にまで躍り出た。

『Love & DISCO E.P.』 DAIZAWA(2008)
まだまだ上がり続けるバンドの爆発的なテンションを、余すところなく表したEP。ロックにおける踊れるビートを追求した結果、ディスコと謳いながらもラウドでロック度の高い高速ダンス・ナンバーを連発! ライヴでのムードをそのままパッケージングしたかのようなカオスっぷりが全曲で堪能できる。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2009年07月08日 18:00

ソース: 『bounce』 311号(2009/6/25)

文/冨田 明宏