インタビュー

the telephonesを育んだ盤:石毛 輝

 「小4くらいの時に、テストで100点を取って母親に買ってもらった初めてのCDがボン・ジョヴィ。彼らのアルバムなら、いまでこそ『New Jersey』がベストなんですけど、音楽への初期衝動という意味でいうとファーストかなと。ポップ・グループはニューウェイヴにどっぷり浸かるきっかけになったバンドです。80年代って、アーティストたちがそれぞれパンクの後の音楽を真剣に考えた時期だと思うんですけど、フリーフォームというか何をやってもOK的なこの時代の精神には衝撃を受けました。やっぱりマーク・スチュアートはすごく好きです。そしてエレクトロニカの世界に踏み込むきっかけになったのがムーム。ここからヨハン・ヨハンソンやシガー・ロスとかも知りました。楽器を温かく使うバンドだからほっこりしますよね。メランコリックなメロディーラインが好きなので、僕らの音楽と通じるところはあるかもしれません」

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2009年07月08日 18:00

ソース: 『bounce』 311号(2009/6/25)

文/bounce編集部