the telephonesを育んだ盤:長島涼平
「母親がディスコ・ミュージックが好きで、家にあったカセットテープに入っていたのがボニーMの“A Woman Can Change A Man”っていう曲。実はバンドものよりもアバとかコーラス・グループっぽいほうが好きなんですけど、そのなかでもいちばん聴いていて心地良いディスコ・ユニットです。そしてthe telephonesを始めた頃に知人から聴かせてもらったのがブランニュー・ヘヴィーズ。ベーシスト的にいうと、弾けそうで弾けないベースラインってところがツボで。ベース・ソロもあったりして、ポップで簡単そうに聴こえるんですけど、弾けないんですよ(笑)。最後のtrfについては、僕らの世代でこれを聴いてなかったら偽者だなと(笑)。やはり小室さん全盛期はどれもカッコイイんですよ。TMネットワークもいいけど、TVから流れてくる僕ら世代のディスコといえばtrfだったんです」
trfの93年作『EZ DO DANCE』(avex trax)