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細野晴臣、USツアー開幕前のプレリュード・ライヴ「Haruomi Hosono The Yours Sincerely Tour - Prelude」ライヴ・レポート到着。退院翌日に圧巻のパフォーマンス披露

掲載: 2026年09月03日 19:50


Photo by Masahiro Handa

細野晴臣が、9月11日に通算23枚目となるニュー・アルバム『Yours Sincerely』を全世界リリースする。待望の新作リリースを記念し、9月16日にはニューヨークの歴史あるヴェニュー Radio City Music Hall、9月20日にはロサンゼルスのThe Greek Theatreにて、自身2度目となるUSツアー「The Yours Sincerely Tour」を開催。その開幕を目前に控え、ツアーのプレリュード・ライヴ「Haruomi Hosono The Yours Sincerely Tour - Prelude」が、東京 恵比寿 LIQUIDROOMにて開催された。会場は新作『Yours Sincerely』を待ち望む観客の熱気に包まれ、大きな注目を集めた一夜の模様を収めたライヴ・レポートが到着。

いよいよ来週9月11日に、ニュー・アルバム『Yours Sincerely』をリリースする細野晴臣。新作の発売、そしてニューヨークとロサンゼルスを巡るUSツアーに先駆け、東京 恵比寿 LIQUIDROOMにてプレリュード・ライヴを開催した。

会場には幅広い世代のファンが集い、中でも若い世代の姿が目を引く。時代を超えて愛され続ける細野晴臣の現在を映し出すような光景が広がっていた。

19時30分を回った頃、赤い幕を背にミラー・ボールが輝くステージへ、バンド・メンバーと共に細野が登場。アコースティック・ギターを手に取ると、軽やかなカントリー・サウンドが印象的な“Focal Mind”でライヴの幕を開けた。陽だまりを思わせる温かなコーラスが響き、観客はたちまち、豊かで遊び心に溢れた音楽世界へと引き込まれていく。

「今日は公開リハーサルです」

細野の言葉が笑いを誘い、会場に和やかな空気が広がる。やがてベースの音に導かれ、“バナナ追分”から“香港Blues”へ。さらに、弾むようなマリンバが彩る“北京ダック”が披露され、細野ならではの色彩豊かな音楽世界が鮮やかに立ち上がっていった。

「ちょっとタバコを吸いに行ってくる」

そう言い残して細野がステージを離れると、幕間には福原音と細野悠太によるユニット シャッポがパフォーマンスを披露。ドラムを加えた3人編成で、しなやかに音を広げながら、心躍るパフォーマンスを披露した。

シャッポの演奏が終わる頃、細野は再びステージへ。愛情を込めて2人を紹介すると、ライヴは第2幕を迎えた。“薔薇と野獣”等の楽曲を、細野らしい飄々とした佇まいでマイペースに披露。MCを挟みながら、観客との親密なコミュニケーションを重ねていく。

続く幕間には、原田郁子と角銅真実によるユニット くくくがパフォーマンスを披露。鮮やかなマリンバの響きと美しいアンサンブルが、会場を澄んだ空気で包み込んだ。

ステージに戻った細野は、発売を間近に控えた『Yours Sincerely』を紹介。MCでは、療養のため手術を受け、前日まで入院していたことを明かした。さらに、退院後にはUSツアーに向けたビザの面接を受け、そのままこの日の公演に臨んだという。細野の言葉に、会場から惜しみない拍手が送られた。

終盤には“Sports Men”と“Body Snatchers”を立て続けに披露。国内外で高い人気を誇る2曲に、会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。温かな歓声と手拍子に包まれ、USツアーへ旅立つ細野を送り出すような空気のなか、本編は幕を閉じた。

鳴り止まない拍手に応え、アンコールに登場した細野は、SKETCH SHOW“Stella”のセルフカバーを初披露。入院前日に『Yours Sincerely』への追加楽曲として制作したという一曲を、亡き盟友 高橋幸宏へ思いを寄せながら、1人で歌い上げた。その歌声とギターの音色が会場を静かに満たし、夜空に無数の星が浮かぶような美しい情景を描き出した。

この一夜を経て、細野はニュー・アルバムのリリース、そしてニューヨークとロサンゼルスでのワンマン・ライヴへと向かう。新たな作品と共に次なる旅へ踏み出す、その歩みに期待が高まる。




Photo by Masahiro Handa

 

▼リリース情報

細野晴臣
ニュー・アルバム
『Yours Sincerely』
9月11日(金)リリース