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クリストフ・プレガルディエン&アンドレア・シュタイアー『dhm コレクション』(4枚組)

プレガルディエン

2017年現在最高のドイツ・リートの担い手の一人、クリストフ・プレガルディエンが1991~94年にかけて、当時気鋭の鍵盤奏者だったアンドレアス・シュタイアーとともにドイツ・ハルモニア・ムンディに録音した4枚のドイツ・リート・アルバムが初回生産限定盤ボックスセットとして復活します。

クリストフ・プレガルディエンは、ドイツ放送音楽コンクールに優勝して以来、優れたリリック・テノールとして、レオンハルト、ブリュッヘン、コープマン、ヘレヴェッヘ、ガーディナー、アーノンクールといった名指揮者たちと数多く共演。バロック、古典、ロマン派のオペラ、オラトリオ、受難曲、リートの各分野で高く評価され、特に受難曲における福音史家としての歌唱は、世界各地で絶賛を博しています。
アンドレア・シュタイアーはゲッティンゲンに生まれで、ハノーファーとアムステルダムでピアノとチェンバロを学び、1983年から86年までムジカ・アンティクヮ・ケルンのチェンバロ奏者として活躍。その後ソロ活動に専念し、フォルテピアノとチェンバロのスペシャリストとして国際的に活躍しています。80年代初頭のデビュー当時は、チェンバロとフォルテピアノを弾くにもかかわらず、「バックハウスやケンプ以来の、ドイツ音楽を代弁するピアニスト」と賞され、2017年現在においても彼の大いなる才能、斬新な解釈と演奏が絶賛されています。

プレガルディエンは作曲当時の初期ロマン派の唱法を綿密に研究・習得しており、過度なヴィブラートを抑えた、落ち着きのある自然なフレージングの中から、ドイツ語の響きが美しく、かつ明晰に浮かび上がってくる歌唱は、味わい深く豊かな表現力に富んだもの。こうしたプレガルディエンの歌唱を、シュタイアーのフォルテピアノが鮮やかなニュアンスの彩りを添え、シューベルトやシューマンが描きあげた歌曲の世界が見事に音化され尽くされた名演です。
なお、歌詞対訳は付いておりません。
(ソニー・ミュージック)
【曲目】
【CD1】
シューベルト:
歌曲集「美しき水車小屋の娘」D.795 Op.25(全曲)
【CD2】
シューベルト:
1) 人質 D.246
2) 希望 Op.87-2 D.637
3) ヘクトールの別れ Op.58-1 D.312b
4) エンマに Op.58-2 D.113c
5) 乙女のなげき Op.58-3 D.191
6) タルタルスの群 Op.24-1 D.583
7) 巡礼者 Op.37-1 D.794
8) アルプスの狩人 Op.37-2 D.588b
9) 弔いの幻想 D.7
10) ギリシアの神々 D.677b
11) 憧れ Op.39 D.636
【CD3】
シューマン:
1) 歌曲集「詩人の恋」 Op.48
メンデルスゾーン:
2) 旅の歌 Op.34-6
3) 朝の挨拶 Op.47-2
4) 夜ごとにぼくはきみを夢にみる Op.86-4
5) 歌の翼に Op.34-2
6) 挨拶 Op.19-5
7) 新しい愛 Op.19-4
シューベルト:
8) 歌曲集『白鳥の歌』 D.957、965Aより「アトラス」「彼女の肖像」「漁師の娘」「都会」「海辺で」「影法師」
【CD4】
シューベルト:
1) 流れのほとりで D.160
2) 涙のなかの慰め D.120
3) 4つの歌 Op.3
4) 憧れ D.123
5) 愛 D.210
6) 5つの歌 Op.5
7) 3つの竪琴弾きの歌 Op.12 D.478~480
8) 3つの歌 Op.19
9) 遠くに去った恋人に D.765
10) 耽溺 D.715
11) 月に寄す D.259
12) 3つの歌 Op.92
【演奏】
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
アンドレア・シュタイアー(フォルテピアノ)
【録音】
1991-1994年

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2017年08月14日 00:00