世界初演時のライヴ録音!ドイツの現代音楽作曲家ロルフ・リーム“恐ろしき子供たち”&“父”
両曲ともに世界初演時のライヴ録音。叙事詩的かつ技巧的な歌にも注目!
ダルムシュタットで注目されドイツの現代音楽界を牽引、21世紀に入ってなお創作活動を続ける作曲家ロルフ・リームによる作品集。2曲とも初演時の録音を収録しており、演奏レベルの高さにも唸らされます。
「Die schrecklich-gewaltigen Kinder」は古代ギリシャの詩人、ヘシオドスの「神統記」に基づいた作品。オーケストラがさまざまな肌触りのフレーズを細切れに繰り出し、ちぐはぐに音楽が進んでいきます。コロラトゥーラ・ソプラノは繊細にして超絶技巧の歌唱が求められ、表現豊かに物語を歌い上げます。
カップリングの「O Daddy」は1977年にイタリアの若者マルコ・カルーゾが父親を殺した事件を題材にした作品。オーケストラのサウンドをテープが歪め、人々の語りがカオスのように聞こえ、うっすら「モツレク」が鳴り、ただ事ではない世界が広がります。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ロルフ・リーム(1937-):
1.Die schrecklich-gewaltigen Kinde(r 2003)
「恐ろしき子供たち」~コロラトゥーラ・ソプラノと大アンサンブルのための
2.O Daddy(1984)
「父」~オーケストラとテープのための
【演奏】
ピーア・コムシ(コロラトゥーラ・ソプラノ)[1]
アンサンブル・モデルン[1]
カジミエルツ・コルド(指揮)[2]
南西ドイツ放送交響楽団[2]
【録音】
2013年10月15日/フランクフルト(ライヴ)[1]
1984年10月21日/ドナウエッシンゲン(ライヴ)[2]
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年10月17日 00:00