内田光子、ラトル&ベルリン・フィルによるベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集が重量盤LPで登場!
ラトル&内田光子の
ベートーヴェン、ピアノ協奏曲全曲ツィクルスがLPで登場
ラトル&内田光子の「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲ツィクルス(2010年録音)」がLPで発売されます。ラトルがベルリン・フィルの首席指揮者を務めていた16年間に、およそ30公演をともにした内田光子。この共演回数は、他のソリストと比べても多く、モーツァルト、ラヴェル、シューマン、メシアン、そして今回のベートーヴェンと定期的にかつ集中的に共演しています。内田光子は1984年にベルリン・フィル・デビューをして以来、オーケストラとも良好な関係を築き、2008/09年シーズンのアーティスト・イン・レジデンスをはじめ、2013年にはフィルハーモニーの開館50周年を祝うガラ・コンサートでゲスト・ソリストとしても招かれています。
今回発売されるのは、2010年2月に行われたベートーヴェンのピアノ協奏曲ツィクルス。演奏会は4回にわけて行われ、同時にシベリウスの交響曲、リゲティ、クルタークと興味深いプログラムで構成されました。
ベルリン・フィルによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲というと、カラヤン時代以来、首席指揮者がお気に入りのピアニストを起用して演奏しています。すなわちカラヤンは、アレクシス・ワイセンベルク、アバドはマウリツィオ・ポリーニと取り上げ、録音も行われました。内田は、ラトル時代に彼と最も多く共演したピアニスト、器楽奏者であり(約30公演)、その成果は、モーツァルト、ラヴェル、メシアン、シューマン、そしてこのベートーヴェンに結実しています。今回のリリースは、内田がベルリン・フィルにとって、最も重要なソリストであることの証左であり、彼女へのオマージュとなっています。内田光子はインタビューで「イギリス人は、ベートーヴェンを“所有"したことがない。だから寛容なのです。それが、私がロンドンに住んでいる理由なのです。」と述べています。自由な表現を許すイギリスに住む内田光子、イギリス人であるラトル、そしてベートーヴェンを“所有"し偉大なる伝統をもつベルリン・フィルという3者の一流のぶつかり合いは間違いなく素晴らしいものです。
(キングインターナショナル)
KKC1196/1200(5LP)
180g
限定盤
輸入盤・日本語帯・解説付
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲(全曲)
ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15(37'51)
LP1
A 第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ 17'37
B 第2楽章:ラルゴ 11'22
第3楽章:ロンド.アレグロ 8'52
録音:2010年2月4日
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19(30'24)
LP2
A 第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ 14'49
B 第2楽章:アダージョ 9'17
第3楽章:ロンド.モルト・アレグロ 6'18
録音:2010年2月10日
ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37(37'41)
LP3
A 第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ 17'47
B 第2楽章:ラルゴ 10'36
第3楽章:ロンド.アレグロ~プレスト 9'18
録音:2010年2月10日
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58(35'46)
LP4
A 第1楽章:アレグロ・モデラート 20'08
B 第2楽章:アンダンテ・コン・モート 5'28
第3楽章:ロンド.ヴィヴァーチェ~プレスト 10'10
録音:2010年2月20日
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73(39'41)
LP5
A 第1楽章:アレグロ 21'04
B 第2楽章:アダージョ・ウン・ポコ・モッソ 8'23
第3楽章:ロンド.アレグロ、マ・ノン・トロッポ 10'14
録音:2010年2月14日
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
内田光子(ピアノ)
録音:2010年2月
録音場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
Vinyl mastering:Sidney Meyer,Emil Berliner Studios
Recorded in 24-bit/48kHz
カテゴリ : ニューリリース | タグ : BEETHOVEN 2020 高音質(クラシック) クラシックLP
掲載: 2021年11月26日 12:00