マリア・ドゥエニャス『パガニーニ:24のカプリース 他』2UHQCD(MQA)/2CD/2LP+CD 2025年2月14日発売
スペイン出身、ヴァイオリン界の王女が君臨。 メニューイン国際コンクールの覇者、マリア・ドゥエニャスのドイツ・グラモフォン第2弾アルバム。
国内盤2UHQCD x MQA-CD
輸入盤2CD デジパック仕様
輸入盤2LP+CD
※ 輸入盤2LP+CD仕様は、パガニーニのカプリースを2LPに収録し、他の作品を1CDに収録しています。
若手ヴァイオリニストの登竜門とも言われるユーディ・メニューイン国際コンクールで1位と聴衆賞を獲得した、2002年スペイン生まれのマリア・ドゥエニャス。2018年にウラディーミル・スピヴァコフ国際ヴァイオリン・コンクール、2021年にゲッティング・トゥ・カーネギー・コンクール、ヴィクトル・トレチャコフ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝するなど、多くの世界的コンクールで成功を収めています。
以来、グスターボ・ドゥダメル率いるロサンゼルス・フィルハーモニック、ヘルベルト・ブロムシュテット率いるヨーロッパ室内管弦楽団など、一流オーケストラのソリストとして世界を舞台に活躍を続けてるほか、2023年にはNHK Eテレアニメ『青のオーケストラ』の演奏キャストに参加。同年には日本でのリサイタルデビューを果たしました。
2022年にドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、翌年にデビュー作『ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 他』をリリース。この作品でマリアは、2024年のオーパス・クラシック賞で「ヤング・タレント・オブ・ザ・イヤー」(若手アーティスト賞)を受賞しました
この輝かしいデビュー作に続き、第2作目は”ヴァイオリンの鬼神”といわれるパガニーニの最高の難曲「24のカプリース」を録音。「きまぐれ」を意味する「カプリース」は、視覚的にも魅力的な超絶技巧が見どころのジャンル。今作はそんな「カプリース」に焦点を置き、サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」をはじめ、ベルリオーズやサラサーテ、そして現代作曲家のオルティスやセルベリョなど、様々な作曲家による「カプリース」を収録しています。
(ユニバーサル・ミュージック)
《収録曲》
CD 1:
ニコロ・パガニーニ:
1-20. 24のカプリース 作品1(第1番―第20番)
CD 2:
1-4. 24のカプリース 作品1(第21番―第24番)
パブロ・サラサーテ
5. バスク奇想曲 作品24
ジョルディ・セルベリョ
6. ミルシテイン・カプリース
ヘンリク・ヴィエニャフスキ
7. エチュード・カプリース 変ホ長調 作品18の2
ガブリエラ・オルティス
8. De cuerda y madera ※世界初演録音
カミーユ・サン=サーンス
9. アンダルシア奇想曲 作品122
エクトル・ベルリオーズ
10. 夢とカプリッチョ 作品8
カミーユ・サン=サーンス
11. 序奏とロンド・カプリチオーソ 作品28
マリア・ドゥエニャス(ヴァイオリン)
イタマール・ゴラン(ピアノ)[CD2: 5]
ボリス・クシュニール(ヴァイオリン)[CD2: 7]
アレクサンダー・マロフェーエフ(ピアノ)[CD2: 8]
ベルリン・ドイツ交響楽団 [CD2: 9-10]
ミハイル・ゲルツ(指揮)[CD2: 9-10]
録音:2023年9月&12月、2024年1-6月&8-9月(パガニーニ)、2023年9月(サラサーテ)、2023年12月(ヴィエニャフスキ)、2024年9月(セルベリョ&オルティス)
※ 当初収録が予告されたフリッツ・クライスラー作曲 レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース 作品6、ウィーン奇想曲 作品2 の2曲は、収録時間の関係で収録されないこととなりました。それに伴い、ジャケットの文字要素も変更となっています。(2024年11月27日)
アーティストプロフィール
6歳でヴァイオリンを始め、7歳でグラナダ音楽院、11歳でドレスデンのカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学に入学。その後、ヴァイオリニストのヴォルフガング・ヘントリッヒと指揮者のマレク・ヤノフスキに見出され、サンフランシスコ交響楽団でソリスト・デビューを果たす。ウィーン市立音楽芸術大学およびグラーツ音楽舞台芸術大学で著名なヴァイオリン教師ボリス・クシュニールに師事。
2017年珠海国際モーツァルト音楽コンクール、2018年ウラディーミル・スピヴァコフ国際ヴァイオリン・コンクール、2021年ゲッティング・トゥ・カーネギー・コンクール、2021年ヴィクトル・トレチャコフ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝するなど、多くの世界的コンクールで成功を収める。また、2021年に若手ヴァイオリニストの登竜門とも言われるユーディ・メニューイン国際コンクールで1位と聴衆賞を獲得し、世界の主要オーケストラの注目を集める。以来、ソリストとしてハンブルクのエルプフィルハーモニー、モスクワのチャイコフスキー・コンサートホール、ウィーンのムジークフェライン、マドリードのナショナル・オーディトリアム、ニューヨークのカーネギーホール、ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホールなどの一流コンサートホールに招かれている。また、BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティスト2021-23に選出されている。
昨シーズンは、マンフレート・ホーネック指揮ピッツバーグ交響楽団とオスロ・フィルハーモニー管弦楽団、マレク・ヤノフスキ指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、グスターボ・ヒメノ指揮ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、アラン・アルティノグル指揮シュターツカペレ・ベルリン、ドミンゴ・インドヤン指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦指揮と共演。2021年8月にはハリウッド・ボウルでグスターボ・ドゥダメル指揮ロサンゼルス・フィルハーモニックと共演し、2022年5月にはウォルト・ディズニー・コンサートホールで、自身に献呈されたガブリエラ・オルティスのヴァイオリン協奏曲《アルタル・デ・クエルダ》の世界初演を披露している。2022年9月にドイツ・グラモフォンと専属契約を結ぶ。
使用楽器はドイツ音楽財団から貸与された17?4年製ニコロ・ガリアーノと日本音楽財団から貸与された1736年製グァルネリ・デル・ジェス「ムンツ」。