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インタビュー

ZAZEN BOYS

ナンバーガール解散から1年あまり。その動向が注目されていた向井秀徳がいよいよ本格始動! さて、ZAZEN BOYSはいったい何をやらかしてくれるのか!?


photo by 吉場正和

 2002年4月にリリースされたアルバム『NUM-HEAVYMETALLIC』で大きな変節を迎えつつあったナンバーガール。しかし、そこからなにかが始まりそうな予感だけを残し、2002年11月30日、札幌・ペニーレーン24のライヴを最後に彼らは解散した。

 あれからちょうど1年。向井秀徳は自身が設立したMATSURI STUDIOのソファーに腰を下ろし、彼が始動させた新バンド、ZAZEN BOYSのファースト・アルバム『ZAZEN BOYS』を前にして煙草に火を点ける。この一年の空白をどのように過ごしたのか? 変わりはなさそうであるが、あえてそう尋ねると、彼は一気に語り出した。

「ナンバーガールの解散が決まって……そりゃ、突然の出来事でしたから、焦りましたわな。でも、すぐにしょうがないと、諸行は無常であると思って。じゃあ、次はどうするか? またイチからやろうかな、と。その切り替えは早かったですよ。しかも、ゼロから始められるわけやから、なんでもやれると思って、非常に自由な気分になりましたよね。で、何をやるか。当然、バンドはいつの日かやることになるだろう、と。じゃあ、そのための準備をせにゃいかんっていうことで、このMATSURI STUDIOを作ったりなんだりしつつ。あと、前々からやりたかったことのひとつとして〈弾き語り〉っていうのがあったから、それはすぐできるわってことで始めました(無戒秀徳アコースティック&エレクトリック)。それから、偶然がきっかけでパニックスマイル(福岡時代の盟友)といっしょにやることになったり、DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENの菊地(成孔)さんとのセッションがあったり……そうこうしているうちに自分のバンドというか、自分の音楽をバンドとして鳴らすための準備が整って、いまに至るという」。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2004年01月22日 12:00

更新: 2004年02月19日 17:04

ソース: 『bounce』 250号(2003/12/25)

文/小野田 雄

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