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インタビュー

クラブ・シーンからJ-Popまでを自由に横断してきたJazztronikの歩み その1

Jazztronik 『Nu Balance』 flower(2005) 2000年リリースの『Nu Balance session 1』『Nu Balance session 2』が1枚にまとめて編集されてリイシュー。名曲“Inner Flight”、そしてニュー・リミックスの“Feel The Air 2005”も。5年前とは思えない新鮮さや斬新さを持った楽曲が並ぶ、早すぎた名作。(堀内)

Jazztronik 『"Tennnder vision" remixes+2』 flower(2001) 福富幸宏、須永辰緒、アット・ジャズらによるリミックス・トラックに加え、YURAIをフィーチャーした“Tender vision”、そして代表曲のひとつである“忍 Shinobi”という新曲2つを収録。この2曲のためだけに持っていても損はない一枚。(堀内)

Jazztronik 『numero uno』 flower(2002) 初のフル・アルバムとなった本作はボサノヴァのリズム&アレンジに誠実な涼盤。bebeのロリータ・ヴォイスが光るスロウ・ナンバー“すき”などの萌え曲から、サンバをクールに解体した“From the picture”の如き燃え曲まで、編曲の幅広さも光る一枚。(原田)

Jazztronik 『SET FREE』 flower(2003) 持ち前の(?)やんちゃさがフロアに響いた快盤。この時期は、テクノの垂直グルーヴとラテンのシンコペーションが独自の黄金率で混在していて、特に前半戦はミニマルな展開とarvin homa ayaほかの美声によるカタルシスの連続。(原田)

Jazztronik 『Horizon』 徳間ジャパン(2003) クラブ・ミュージックを聴かないリスナーからも絶大な支持を得たメジャー進出盤は、ブラジリアンをベースに初夏を思わせるような爽快クール・ハウス・チューンの数々に彩られ、シーンに新風を巻き起こした。(aokinoko)

Jazztronik 『七色』 徳間ジャパン(2004) きらめくようなタイトル曲に始まり、キャッチ-なノリからしっとり〈聴かせモード〉へと転換するコンセプチュアルな展開に、思わずため息。センチメンタルなピアノ・ソロをラストに持ってくる時点で完全ノックアウト!(aokinoko)

RYOTA NOZAKI 『Place Of Mind』 Flavour(2002) 本名名義でリリースしたピアノ作品。静かで美しく奥深い曲の数々は、Jazztronikとはまったく別の趣きで心癒される仕上がり。書き下ろしの“Anna”も収録。こんなアルバムも出してしまう野崎良太の才能は、まさに未知数。(堀内)

Jazztronik 『feat.Sandii TIKI TIKI』 KAHAKAI(2002) 幾多の女性ヴォーカリストをリードしてきた野崎が、歌姫Sandiiにリードされて南国趣味を一気に開花させたコラボ作。ちょっぴりセクシーな歌声とキッチュなアレンジで、いつでもトロピカル・リラクシンな気分を体験できる必携盤!(北野)

VARIOUS ARTISTS 『JAZZTRONICA!! MIXED BY RYOTA NOZAKI -Jazztronik-』 徳間ジャパン(2005) 初のミックスCDとなる本作はクラブ・ジャズやソウル、ブラジリアン、ハウスなど、彼の音楽許容量のキャパの広さと豪気な男気すら感じさせるDJプレイを堪能できるナイス・ミックス。(aokinoko)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2005年10月13日 16:00

更新: 2005年10月27日 18:11

ソース: 『bounce』 269号(2005/9/25)

文/aokinoko、北野 創、堀内 幸江、リョウ原田