インタビュー

リバティーンズって何者? 彼らはいま何をしてるの?

 2002年に鮮烈なデビューを飾ったリバティーンズ。彼らが残した一瞬の輝きは、現在のUKシーンの礎となっている。非凡なサウンドとイケてるルックス、ピート・ドハーティとカール・バラーの愛憎劇などなど、ロックスター然としたその出で立ちは多くのリスナーを魅了した。そんな彼らはボロボロになりながらも歌い続けるが、2004年の『The Libertines』での“Can't Stand Me Now”(=もう耐えられない)という宣言により、バンドの幕を下ろすことに。

 その後、ピートはベイビー・シャンブルズで流浪を続け、ベースのジョン・ハッサルはイエティを、そしてカールとゲイリーがダーティ・プリティ・シングスを結成。バラバラになったメンバーたちが、ふたたびシーンに出揃った。でもどこかで〈もしかしたら〉という思いを未練がましく捨て切れていないのも、また事実なのだ。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年06月08日 14:00

更新: 2006年06月22日 19:47

ソース: 『bounce』 276号(2006/5/25)

文/加賀 龍一