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インタビュー

この2枚を聴いてなきゃ始まらねえよ!!

BOYZ N DA HOOD 『Boyz N Da Hood』 Block/Bad Boy South/Bad Boy/Atlantic(2005)
レーベル主導で集められたジョディ・ブリーズ、デューク、ビッグ・ジー、そしてジーズィによる〈アトランタ版NWA〉。そんなわけで故イージー・Eとの疑似共演もあるが、成り立ちを思えばゲトー・ボーイズにより近いか。南部ならではの泥臭いサグ語りと、チープだが鮮烈な音像のドロリとした融合ぶりがフレッシュだ。現在はジーズィの代わりにゴリラ・ゾーなる新鋭が加入している。

YOUNG JEEZY 『Let's Get It : Thug Motivation 101』 Corporate Thugz/Def Jam(2005)
自身のレーベル=コーポレート・サグズを経由してのメジャー・デビュー作。鋭角的に轟きまくるトラップ・ビーツと感情を押し殺したような主役の冷徹な語り口は迫力満点で、永遠に聴いていたくなるドープな名曲揃い。ここで提示されたフォーマットなくしてデム・フランチャイズ・ボーイズやヤング・ジョックのブレイクもありえなかったはずだ。2000年代を代表する決定的なクラシック!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年02月08日 18:00

ソース: 『bounce』 283号(2006/12/25)

文/出嶌 孝次