『DIGIKAL ROCKER』から連想される自由な音楽! その1
SKREAM 『Skream!』 Tempa(2006)
新作収録の“Smoky Musical Ground”ではダブ・ステップ調のサウンドを披露しているRADM。だが実はこの曲、ダブ・ステップが日本に入ってくる前に作られていたそう。ダブ・ステップの代表格となっ たスクリームはコレをどう聴く?
(大石)
VARIOUS ARTISTS 『King Jammy's Selector's Choise Volume 1』 VP
RADMのルーツにあるのは、ジャミーズ音源を筆頭とする初期ダンスホールへの愛情。だが、それを現代のものとして吐き出すあたりが彼らのおもしろさだ。名曲多数の本コンピで確認を。
(大石)
CYBOTRON 『Clear』 Fantasy(1990)
ホアン・アトキンス先生のプロジェクトで、ミッシー・エリオットやm-floにネタ使いされた表題曲(83年)などのエレクトロ定番を収録。デジタル・ベースがとぐろを巻くRADMの“Yaga Yeh”にもそのビリビリ感は継承されとるね。
(出嶌)
THE 2 LIVE CREW 『As Nasty As They Wanna Be』 Luke/Lil' Joe(1989)
世界中のケツというケツを揺らさんとしたマイアミの暴れん棒たち。“Me So Horny”などのエロ曲とRADMの“Bounty Huntin' Skankin'”を繋げて聴いて、マイアミ・ベースの魔力にブッ飛べ!
(出嶌)
NICKODEMUS 『Endangered Species』 Wonderwheel NYの船上パーティー〈Turntables On The Hudson〉を主催するニコデマスとRADMは、来日公演で競演。多種多様な要素を混ぜ合わせながら、それをフロア・ミュージックとして鳴らす自由度の高さは両者の共通点だ。
(大石)
REBEL MC 『Born Again』 Congo Natty
RADMは新作収録の“Sunshine”をはじめとする名ジャングル曲を発表しているが、本家といえばこの人たち。本作は非ジャングル曲がメインだが、そのラフなヴァイブスは十分味わえるはず。昨年の来日公演にもRADMは出演!
(大石)
MORE FIRE CREW 『More Fire Crew C.V.』 Go Beat(2003)
ウリャウリャ系の激重ベースがドガドガ轟く“Oi!”で、UKガラージの流れを無意識にグライムへと橋渡しした黒い三連星。ビートの喰いっぷりとプリミティヴな祭りマインドはRADMの3人にも通じるところ。
(出嶌)
ROB SMITH 『In One Way Or Another』 More Rockers(2006)
“Man A Leader”のリミックスではRADMをラガ・ジャングル化したロブ・スミスだけど、この最新ソロ作ではレゲエ/ダブをスモーキー&クールに調理してブリストルらしさを演出。G.RINA参加曲も煙い!
(大石)
- 前の記事: rub-a-dub market(3)
- 次の記事: 『DIGIKAL ROCKER』から連想される自由な音楽! その2