インタビュー

安室奈美恵

女王様がふたたび君臨!! 鮮やかで、ポップで、セクシーで、華やかで、新しくて、このうえなくスタイリッシュでエッジーで楽しい、こんな『PLAY』はいかが?


 このエッジの立ち方はハンパじゃない。タイトでテンションが高くて、非常にラディカル。そんな安室奈美恵のニュー・アルバム『PLAY』が到着した。基本、ここには、一般的なJ-Popの概念で作られたような歌モノR&Bは一曲もない。実験的かつ急進的なサウンド・デザインで、攻めに攻めまくった内容。大半がアタックの強いバウンシーなビート・ミュージックで占められていて、ダンスやライヴにこだわる彼女の音楽的快楽欲求を徹底的に追求した仕上がりとなっている。J-Pop界をぐるりと見回しても他に類を見ないワン&オンリーなアムロ・スタイルがここに完成。PLAYボタンを押せば、彼女がシーンから完全に一歩抜きん出たことがわかるはずだ。

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掲載: 2007年07月05日 17:00

更新: 2007年07月26日 17:50

ソース: 『bounce』 288号(2007/6/25)

文/猪又 孝