ATOM HEARTがアシッド・ハウスをコンパイルしたニュー・アルバム発売

無数の名義を使い分け、多種多様なエレクトロニクス・サウンドを展開しているドイツの奇才、アトム・ハート。先日の〈SONAR SOUND TOKYO 2004〉で初の来日公演を披露した彼のニュー・アルバム『Acid -Evolution 1988-2003-』が12月29日にリリースされる。本作は、偉大なるハウスの突然変異種〈アシッド・ハウス〉に焦点を当てたコンピレーション。アシッド元年＝1988年から2003年までの間に、世界12都市で生まれた多様なアシッド・サウンドを毎年１曲づつコンパイル……と見せかけつつ、実はすべてアトム・ハートによる新録作品。年代／地名ごとに、いかにもなアーティスト名／楽曲タイトルが並ぶ、彼一流のユーモアたっぷりの１枚となってます。

シカゴ・ハウスの祖＝TRAX RECORDSの20周年ということで、オリジナル・アシッド再評価の機運が高まった2004年。本作の発売によって、いよいよ来年は３度目のアシッド・リヴァイヴァル到来となるかも？