二階堂和美、スタンダードな名曲を満載したニュー・アルバム『にじみ』が完成

優しくも生命力に満ちた歌声と豊穣な音楽性で日本のみならず海外でも支持を集める女性シンガー、二階堂和美。タラ・ジェイン・オニールとの共作盤『タラとニカ』も話題の彼女が、ニュー・アルバム『にじみ』を7月6日にリリースする。

カヴァー集『ニカセトラ』やミニ・アルバム『solo』を間に挿んだものの、オリジナル・フル・アルバムとしては『二階堂和美のアルバム』以来実に5年ぶりとなるこの作品。レコーディングには、CINEMA dub MONKSの曽我大穂と西垣敦や、スティールパン・バンドのRustic Pansなどで活躍する山村誠一と土居秀行、赤犬のまるむし、二階堂とは同郷でもあるピアニストの黒瀬みどりら個性的なミュージシャンが参加。5～60年代の歌謡テイストを帯びたメロディーが心の琴線を揺らす“女はつらいよ”をはじめ、民謡調の“説教節”やヴォードヴィル風の軽快なサウンドが印象的な“push down”、蝉の命の儚さを美しい旋律に乗せて歌う“蝉にたくして”、ジャジーで小粋なナンバー“とつとつアイラヴユー”など、多彩にしてスタンダードな魅力を持った全17曲が収められる。トラックリストは以下の通り。

今月にタラ・ジェイン・オニールとの共同ツアーを日本で行う彼女は、その後テニスコーツのさやとのユニット＝にかさや名義でカナダのフェスに出演する予定。また、『にじみ』のリリース・ツアーの開催も決定しているので、新作を聴いてその歌声に惚れ込んでしまった人は、詳細の発表を楽しみに待とう。

〈二階堂和美 『にじみ』収録曲〉
1. 歌はいらない
2. 女はつらいよ
3. 説教節
4. あなたと歩くの
5. PUSH DOWN
6. ネコとアタシの門出のブルース
7. 麒麟
8. 蝉にたくして
9. 岬
10. ウラのさくら
11. Blue Moon
12. 萌芽恋唄
13. とつとつアイラヴユー
14. いつのまにやら現在でした
15. お別れの時
16. めざめの歌
17. 足のウラ