前野健太×松江哲明の映画「ライブテープ」が特典満載の2枚組DVD化

前野健太

シンガー・ソングライターの前野健太が東京・吉祥寺の街で歌い歩く姿を、「童貞。をプロデュース」「あんにょん由美香」などの作品で知られる松江哲明監督が74分ワンカットで捉えた映画「ライブテープ」のDVD化が決定。2枚組のコレクターズ・エディションとして12月7日にリリースされる。

世界各国の映画祭で上映されて大きな反響を呼び、国内の劇場ではロングラン・ヒットを記録した「ライブテープ」。公開から約2年を経てついに登場する今回のDVDは、Disc-1に本編および松江や撮影を担当した近藤龍人、録音を手掛けた山本タカアキらによるオーディオ・コメンタリー、撮影時にカメラマイクで記録された臨場感溢れる音声〈ライブテープ・ゼロ〉を収録。Disc-2は映画「遭難フリーター」の岩淵弘樹が監督を務めた約60分のメイキング・ドキュメンタリー「ライブテープ、2年後」がメインとなっており、こちらは前述の制作スタッフに加え、前野のバックを務めるバンド＝DAVID BOWIEたちや曽我部恵一、漫画家の大橋裕之、劇場に何度も足を運んだ観客などが、それぞれの視点から「ライブテープ」を語る内容とのこと。

パッケージには前野と松江が出会うきっかけを作り、映画では現場進行を担当した九龍ジョーによる18,000字のエッセイを収めた24ページのブックレットも付属する予定。前野のライヴ・ドキュメンタリーDVD「DV」が制作されるきっかけともなった「ライブテープ」を味わいつくすことの出来る、充実のアイテムと言えそうだ。

なお、Disc-2には松江の新作映画「トーキョードリフター」の予告編も収録。同作品は東北地方太平洋沖地震の影響で節電していた今年5月の東京を舞台に、前野がバイクでさすらいながらパフォーマンスを披露する様子を捉えた「ライブテープ」の続編的内容。12月10日より東京・渋谷ユーロスペースほかで公開となるので、こちらの続報にもご注目を!