注目の新鋭4組がライヴで競演!　〈タワレコメン VS FEVERメン〉をレポート

タワーレコードのオーガナイズによるライヴ企画〈タワレコメン〉と、東京は新代田のライヴハウス・FEVERによるコラボ・イヴェント〈タワレコメン VS FEVERメン〉が、6月26日に同会場で開催。ここではその模様をレポートします!

星原喜一郎

タワーとFEVERのオススメ・アーティストが各2組、計4アーティストが出演したこの日のイヴェント。まずは、〈New Action!〉〈soultoday〉というレギュラー・パーティーを持つ若手注目DJであり、この日は〈FEVERメン〉として登場した星原喜一郎が、洋邦のナンバーをバランスよく織り交ぜたキャッチーかつロッキンな選曲で会場を温めます。

イツエ

そんななかバンドのトップバッターとして〈タワレコメン〉枠から登場したのは、紅一点ヴォーカルの瑞葵（ミズキ）を擁する4人組、イツエ。彼らの持ち味である〈ドラマティック〉〈ダーク〉〈ビューティフル〉の3要素が炸裂する“セトラ”“言葉は嘘をつく”で、早くもオーディエンスを独特の世界へ引き込みます。MCでの「鞄も服も靴も脱いだとき、わたしに何が残るんでしょう?」という言葉に続いて、瑞葵の歌声が際立つ“青い鳥”や躍動感に満ちた新曲“置いてきた背中”を披露。ラストに“冷たい春”を演奏し、儚くもエモーショナルな〈イツエ・ワールド〉を存分に見せつけてくれました。

SuiseiNoboAz

続いてステージに立ったのは、イツエと同じ〈タワレコメン〉枠の3ピース・バンド、SuiseiNoboAz。ディレイやノイズを多用したカオティックなギター・サウンドで迫る“kamakura”からスタートし、スピード感たっぷりの“ultra”“tokimekinishisu”、ヘヴィーなビートの上をポップな歌メロが走る“elephant you”、マスロックを思わせる硬質なグルーヴが脈打つ“水星より愛をこめて”といったナンバーでフロアを激しく揺さぶります。そして、リズムとノイズ、メロディーが一体となったジャムの熱気がぐんぐん上昇する“UBlK”で会場のテンションも最高潮に。曲の終盤でマイクスタンドに括り付けられたギターのフィードバック・ノイズが、メンバーが去った後のステージにいつまでも鳴り響いていたのが印象的でした。

KEYTALK

そして〈FEVERメン〉としてこの日のトリを飾ってくれたのは、ダンサブルかつキャッチーなサウンドを追求する4人組ロック・バンド、KEYTALK。メンバー全員がタワレコタオルを掲げながら登場した彼らは、冒頭から“祭りやろう”“PASSION”“アーカンザス”といったハイブリッドなダンス・ロック・ナンバーを連発。メンバー紹介を挟んで、お客さんの振り付けも完璧な“MABOROSHI SUMMER”、完売したタワー限定シングル『KTEP』収録の“orange and cool sounds”など、ひたすらアッパーなパーティー・チューンでたたみ掛けます。イントロが始まった瞬間にオーディエンスがダンスで応戦した“トラベリング”“夕映えの街、今”で本編は終了。アンコールではいずれも大合唱となった“sympathy”“アワーワールド”を披露し、終始メンバーもお客さんも踊りまくる楽しさいっぱいのステージでこの日のイヴェントを締めくくってくれました!

タワーレコードでは、今後も話題のアクトを迎えてのライヴ・イヴェントを続々と開催します。詳細はTOWER RECORDS ONLINE内のLIVE INFORMATIONのページにてご確認ください!

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〈タワレコメン VS FEVERメン〉@ 東京・新代田FEVER 2012.6.26　セットリスト
【イツエ】
1. セトラ
2. 言葉は嘘をつく
3. 青い鳥
4. アウトサイダー
5. 置いてきた背中
6. 冷たい春

【SuiseiNoboAz】
1. kamakura
2. HELL
3. ultra
4. tokimekinishisu
5. T.D.B.B. PIRATES LANGUAGE
6. mizuiro
7. elephant you
8. 水星より愛をこめて
9. UBlK

【KEYTALK】
1. 祭りやろう
2. PASSION
3. アーカンザス
4. MABOROSHI SUMMER
5. color
6. orange and cool sounds
7. トラベリング
8. 夕映えの街、今
〈アンコール〉
1. sympathy
2. アワーワールド